マネージャー×SnowMan② (ページ25)

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それからクリエでの公演が本格的に始まった。
並行して上旬より始まっていた滝沢歌舞伎もあるから
余計忙しくて。

新橋演舞場とクリエを往復する日々だ。

クリエで発表されたSixTONESの結成は
ファンからも結構反応が大きくて。
改めて彼らが組んでくれてよかったなと実感する。

そんな中で少しずつ気になることが増えてきた。

「真山〜。そこに置いていた衣装は？」

真『え？知らないよ。誰か持っていったんじゃないの？』

「あれ、おかしいな。ジェシーに直しを依頼されていたやつなのに。」

Jr.の公演では人でも多くないから、
急ぎの時は私が衣装の手直しをすることもあった。

依頼されていたものが突然消えたり。

真『白崎〜。頼んでいたケータリングの領収書は？』

「え？なんのこと？」

真『ん？あれ？ケータリング頼んでたよね？』

「いや、全く知らないんだけど。」

伝達事項がうまく伝わらなかったり。

そして何よりも一部のJr.の態度が気になる。

「ちょっとこれSnowManに持っていくの手伝って。」

『、、、。』

「ねぇ。聞いてる？」

『はぁっ、、、。』

前までなら潔い返事をして
手伝いをしてくれていた子達が無視をしたり。

小さなことではあるけど、
いつかこれが大きなミスに繋がりそうで。

少しずつだけれどもそのことに
気遣いしないといけないストレスが溜まっていた。

「はぁっ、、、。」

深『どうしたの？そんなため息ついて。』

「いや、、、。何でもない。ちょっと仕事で疲れちゃって。」

『そう？』

自宅のソファで辰哉とくつろぎながら
テレビを見ている。

いつもなら割と辰哉がくっついてくることが多いけど、
今日は私がとても甘やかして欲しい気分だ。

「辰哉？」

『ん？どうした？』

「ぎゅってして。」

『、、、！？全くお嬢さんは可愛いんだから。おいで？』

両手を広げてくれる辰哉の胸に飛び込んだ。
辰哉がいつも使っている香水の匂いに安堵する。

「もう少しこのままでいていい？」

『もちろん。』

辰哉の胸の鼓動に安心しきってしまい、
そのまま寝てしまった。