マネージャー×SnowMan② (ページ24)

今日:1 hit、昨日:229 hit、合計:89,868 hit

⭐︎ ページ24

返事をした後はいつも通りの風景に戻っている。

なんだったんだろ。

まあいっか。
他の部署にも伝えないといけないから足早に部屋を出た。

それにしても。

羽田さんとJr.の距離感がやっぱり気になってしまう。
一切タレントと話さない盛岡くんがいるから余計だ。

その後は無事にレッスンをすることができたみたいで。
他の仕事に追われていた私はその様子を見ることは
できなかったけど安心した。

ジェシー『あ！白崎さん！』

「あ、ジェシー。どうしたの？」

気分を変えるためにラウンジで
残りの仕事をしていたらジェシーに声をかけられる。

ジ『見つけたから声かけちゃいましたよー。』

最近ジェシーにやたら絡まれるんだよな。
前にSixTONESの結成に関する相談を受けてから
謎に懐かれてて。

なんだろう、大型犬みたいな感じで。

まあ、ジェシーは割と誰にでもそんな感じだし、
ちゃんと一線を引いて関わってきてくれるから
安心なんだけども。

お姉ちゃんだと思われてるんじゃ？って感じ。

「練習は終わったの？」

ジ『終わりましたよー。今日めっちゃ厳しかったす。』

「まあ、あの振付師さんは厳しいからね。でもようやくだね、披露されるの。」

ジ『ほんとっすよ。長かったー。』 

SixTONESは5月の公演で
正式にお客さんの前で披露される。
私も真山もワクワクしていた。

「入社した時にバカレアやっていたからさ。あのみんながまた集まるってなると喜ぶ人たくさんいるよ。」

ジ『まじっすか？ちなみに白崎さんもですか？』

「もちろん。真山とも言ってたんだけど、あそこのみんな空気感似てるしいいよねって最初から思ってたよ。」

ジ『そうだったんすね。』

「だから、前にジェシーが相談に来た時、本当に嬉しかったんだよね。またみんなの音楽が見れるって。」

ジ『なんか白崎さんにそう言ってもらえるの嬉しいです。』

「そう？とにかく頑張ってよ。」

ジ『はい！てか白崎さんって改めて思うんですけど、めっちゃ美人っすよね。』

「褒めても何も出ないから。ほら、疲れたでしょ。帰りなよ。」

ジ『えー。もう少しお喋りしてくださいよー。』

なかなか帰ろうとしないジェシーと話をする。

8割ふざけ話だけど、2割デビュー後の真剣な話で。
きっと彼も普段おちゃらけてるけど不安なんだ。

誰かに話すことで解消できていたらいいな。
そう思った。