マネージャー×SnowMan② (ページ3)

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次の日、吉野部長に呼び出されて、
辰哉の処分について言われた。

事務所でのレッスンなんかには参加するけど、
しばらく表の仕事はお休み。

辰哉に聞いていた通りだった。

真『まあ、仕方ないな。載っちゃったし。』

「そうだね。」

真『お前来週どうすんの？休みでしょ？入社して初めてじゃね？そんな休みもらうの。』

「おうちに引き篭もるよ。」

真『つまんねー奴だな。彼氏いないの？』

「ははっ。プライベートは内緒。」

真『芸能人かよっ。』

「この仕事してたらさー、中々大変よね。」

真『まあ、同業者とか理解ある人じゃないと厳しいな。』

ほんとそう。忙しすぎるから。
辰哉は近くにいるからまだ分かってくれることもある。

「そーゆー真山はどうなの？」

真『内緒。』

「芸能人かよっ。」

真『真似してみた。最近まではいたんだけどさ、別れたよね。俺が忙しすぎて。』

「あららー。大変。」

真『だからさ、お前付き合え。呑むの。』

「いーよ。他に誰か呼ぶ？」

真『同期に声かけるか。』

真山は携帯を取り出し、同期のLINEを稼働させる。

「で、来れたのが南だけと。」

南『みんな忙しすぎー。』

真『仕方ないよな。休みとかあってないようなもんだろ。』

南『集まれただけ奇跡ってやつよ？』

「確かに。みんな忙しいもんな。」

真『そもそも同期会自体久々。いつ以来？』

南『多分去年の夏以来じゃない？』

「やば。とりあえずビール飲みましょか。」

ビールを頼んで乾杯する。

「やっぱ演出部大変？まだ一緒に仕事できたことないよね。」

南『大変なんてもんじゃない。けど、楽しいね。やっぱここの事務所はできることの規模が違う。』

真『あーね。コンサートとか舞台とかやることが多岐に渡るもんな。』

南『そっちこそどうなの？マネジメント部ってうちで1番大変なとこでしょ。』

「やばいね。ほぼ休みない。」

だよねーなんて言いながらみんなビールを飲んでいく。

真『この間なんてさ、白崎の担当の子がスキャンダルあってその対応に追われていたよな。』

南『まじか、誰？』

真『SnowManの深澤。』

南『誰だ、名前だけじゃ分かんないや。』

真『Jr.だからね。』

不意に出てきた辰哉の名前にどきっとする。
その件に関してはもう、苦笑いするしかできない。