マネージャー×SnowMan② (ページ19)

今日:10 hit、昨日:229 hit、合計:89,877 hit

side YOU ページ19

2014年冬

2015年4月から私と真山は
Jr.の専属のマネージャーになることが決まった。

増えてきたJr.に対応していくのと、
次世代のデビュー組を構築していくためだ。

2人で統括の立場になることが明確になった。
キスマイを離れるのは寂しいけれど。

新しいマネージャーも秋から入ってきたのと
多少落ち着いてきたからとのことでこうなった。

そしてJr.には新しい風が吹こうとしていた。

毎年春にクリエで開催される舞台公演。
そこで6名のJr.が座長に選ばれた。

次のデビューはきっとこの中の子達からなんだろうな。
事務所にいて長くはない私でもなんとなくわかるこの感覚。

その時のSnowManのみんなの顔は忘れられない。
ユニットを組んで長いのに自分達ではなく、
後輩が座長になっている。

悔しいのと諦めと。
辞めると言い出すのではと心配になっているところだ。

そして、秋くらいから関西から来ていた
平野と永瀬が東京で本格的に活動することが決まって。

更に忙しくなることは明確だった。

真山とどうしようかと打ち合わせをすることになった。

真『やべーよな。多分これから忙しくなるぞ。』

「だよね。最近社長も稽古やレッスンに顔を見せる回数が増えたし。」

真『だよなぁ。2人でできっかなー。』

「今度、吉野部長との面談の時にマネージャー1人増やせないかお願いしてみる？」

真『そうしよう。』

コンコン。ドアを叩く音がする。

「はいー。」

ジェシー『ジェシーです。』

真『ん？ジェシー？どうしたんだ？』

ドアを開けるとジェシーが立っている。

「何か用事？」

ジ『いや、実はですね。少し前にバカレア組で取材あったじゃないすか。』

真『あーあったな！』

ジ『あの後、やっぱ6人で仕事したいなって思って。社長にも掛け合ってみようかと思うんですけど。』

バカレア組の6人か。
あの時の仲の良さは群を抜いていたし、人気も高かった。
ただ、そのあとは6人の活動はほとんどなくて。

だけど私達はずっと気になっていた。
特に真山は最初に担当した子達ってこともあっただろうし。

最近はみんな進学のタイミングでもあるから
どうするのか悩んでいるのは薄々感じていた。