マネージャー×SnowMan② (ページ17)

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side FUKAZAWA ページ17

2013年冬

また舞台に向けての稽古が本格化する。

年を跨いでの公演。
かなり長いから体力持つかなー。

今回の公演でAはあまり関わってこない。
というより、キスマイの皆さんの仕事が忙しく、
そっちについているっぽい。

気になるのは北山くんと仕事でよく被っていることだ。

北山くんとは何もないって言ってるけど、
北山くんはAのこと好きだと思うんだよね。

というわけで仕事ではなかなか会えない俺達だけど、
プライベートでは結構会えている。

やっぱ合鍵の力ってすげー。
半分俺が入り浸ってる感じで、私物もかなり増えてきた。

そのうち一緒に住めたらなって考えている。

今日はAはキスマイのみなさんと
スタッフ陣で飲み会があるって言ってたな。

なんとなく嫌だったけど、そんなこと言えるはずもなく。

最近Aがお酒飲むと結構記憶無くしたり、
かなり酔っ払ったりしてるから。

怖いなー。ただの友達との飲み会なら迎えに行くのに。
連絡のないLINEを何度も開く。

さすがに遅くない？
終電が終わりそうな時間になっても
反応のないLINEに不安が募る。

電話しようかなって思った時に鍵の開く音がした。

「おかえりっ、、、。あっ。」

やばい、北山くんだ。
そこにはベロベロに酔っ払ったAと、
Aを支えている北山くんの姿があった。

北『深澤？』

なんでいるのかって思われてるよな。
やばいどうしよう。頭をフル回転させる。

「いや、あの、その。」

北『まだ別れてなかったの？』

「えっ？」

北山くんが俺を鋭い目線で見てくる。

知ってたのか？
てかまだ別れてなかったのってどういうこと？

北『前に2人で飲んだ時は別れそうな感じだったからさ。でも深澤もあんなことしといてまだAちゃんと付き合えるよね。』

「あっ、いや、、、。」

北山くんの言葉にたじろく。
やっぱりAのこと好きなんだ。