マネージャー×SnowMan② (ページ14)

今日:7 hit、昨日:229 hit、合計:89,874 hit

side YOU ページ14

辰哉と一緒に過ごす休みも折り返し地点まで来た。

『休みが1週間もあるの最高って思ったけど、意外とやることないね。』

「うん。さすがに引き篭もりも飽きた。」

2人ではぁーとため息をつく。

ゲームをするも2人だとやれるものは限られるし。
というか私がそもそもそこまでゲーム得意ではなくて。

そろそろ外の空気を吸いたいな。
そんな気分になっていた。

ブーブー。
私の携帯が鳴る。

「あ、南だ。出るね。」

『ん！おっけ。俺他の部屋行こっか？』

「ううん。大丈夫。」

スマホをタップして電話に出る。

南『あ、もしもしー？今いける？』

「うん、大丈夫。」

南『白崎休みは何してるの？』

「辰哉と部屋でダラダラしてる。」

南『え？ずっと？』

「うん。さすがに飽きたねって話していたところなの。」

南『まじー？そしたらさ、飲みに行かない？良かったら深澤も連れてきてよ。』

えっ？まさかの申し出に少しだけ戸惑う。

深『どうしたの？』

辰哉が口パクで聞いてくる。

「南、ちょっと待ってね。あのね、南が飲みに行こうって。辰哉と一緒に。」

深『え？おれぇ？』

突然の申し出に辰哉も少し困惑してる。

南『あのさ、ちょっと相談事なの。深澤もいてくれたらなって。男側の意見も聞きたい。』

あー、なるほどね。てことは恋愛系の相談か。

「おっけ。それなら一緒に行くね。」

南『ありがとう。個室で絶対大丈夫なとこ予約するから。』

「はーい。そしたらLINEでまた教えて。」

ガチャっと電話を切る。

『俺もいて大丈夫なの？』

「うん、むしろ辰哉にもいてほしいって。男側の考えも聞きたいって言ってたから多分恋愛系の相談だと思う。」

『あーね。それなら行こう。ちょうど部屋にいてもってなってたところだしね。』

それから2人で身支度をして家を出る。
色々と警戒して、別々に家を出たけど。

南が予約したのはこじんまりした居酒屋だ。

ここなら確かに誰も分からない。
そこの個室を予約してくれたっぽい。

私が先に着いて部屋に入ると南はすでにいた。