マネージャー×SnowMan② (ページ2)

今日:124 hit、昨日:55 hit、合計:89,762 hit

★ ページ2

『辰哉、好きだよ。』

「俺も。それにしても山下くんから俺って全然違いすぎない？」

どうしても気になって、思わず聞いてしまう。

『そうかな？あんまり顔で人を選ばないからわかんないや。』

まあ、そうか。顔で選ぶなら
とっくに玉森くんと付き合ってるだろうし。

『なかなおり、だね。』

「うん。ごめんね。」

『ごめんはもう無しだよ！』

少しぎこちなさがあるものの、
今まで通りの会話ができている。

うん、これで多分大丈夫。

そこからソファに2人で移動して肩を並べて座る。
なんとなく近づきたくて、手を繋ぎながら話をしていた。

「でもさ、やっぱ全く話をしないのは俺耐えられない。」

『ん？なにが。』

「事務所にいる時。普通にバレない程度になら話してもいい？俺、Aのこと嫌いって思われてるのよ。」

『そうなの？全然いいよ。そうしよう。』

知らなかったなんて笑いながら言われる。
照とかに白崎さん嫌いなのなんて言われちゃってさ。
逆なのに、むしろ。

『あとさ、これいる？』

棚から取り出したのは一本の鍵。

「これって、、、。」

『うん、ここの合鍵。やっぱりこれからも仕事が忙しくて中々会えないことってたくさんあると思うの。そんな時はうちに来て。勝手に来て大丈夫だから。辰哉は実家だし、ね。』

「まじか！これはほんと嬉しい。毎日使おうかな！」

『それはだめ。また撮られるよ。』

「はい、それは気をつけます。」

それから、これからお互いがすれ違うことがないように
少し話し合いをする。

LINEは無理して返さない。
お互い寂しくなったら素直に言おうってことは決めた。

『それでね、私来週1週間お休みもらうことになったの。有給残ってばかりだから。』

「そうなの？実は俺さっきさ、吉野部長に呼び出されて。例の件の処分ってことで2ヶ月表に立てないの。だから暇だよ。」

『えっ？そうなの？知らなかった。』

「多分明日言われるんじゃない？」

『そうなんだ。そしたらさ、うちに泊まる？来週ずっと。急に言われたから予定もないし。外を出歩くのは撮られた直後だからさすがにね。』

まさかの2人して休みが被ると思わなかった。
しかも1週間も。

ここ一年まともに会えていなかったから、素直に嬉しい。

「いや、Aと過ごせるならどこで嬉しいよ。もちろん、泊まらせてもらいます。」

『ふふっ。楽しみだね。』

なんか、同棲みたいでいいな。
来週がとにかく楽しみだった。