マネージャー×SnowMan① (ページ48)

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side YOU ページ48

ドリボが無事に千穐楽を迎えた。
これで仕事も一旦ひと段落する。

玉森に公演後にちゃんと辰哉と話せと言われたな。

分かってるんだけど。
なかなかその勇気が出ないのが本音。

次の日、舞台の後仕事があって事務所にいた。

喉が渇いたので自販機に向かうと、
この事務所で1番会いたくない人がいた。

山下『久しぶり。』

A「とも、、、山下さん、お久しぶりです。」

山『昔みたいにともくんでいいよ。働いてるって噂で聞いていたけど本当なんだね。』

A『まあ、うん。』

山下智久。この事務所でも売れっ子俳優で、
Jr.のほとんどが憧れていると思う。

私は昔、ともくんと付き合っていた。
多分彼からしたらお遊びだったんだと思うけど。

付き合い始めたのは私が高校1年生の頃。

お姉ちゃんとみつくん、ともくんは仲良しで
よく私の実家に来ていた。

お姉ちゃんとみつくんが付き合っていたし、
スキャンダル対策もあったんだと思うけどね。

そんな中で一緒に遊んでもらうことも多くて。
最初は優しいお兄ちゃんみたいな感覚だったんだけど。

好きな人に彼女ができたことを嘆いていたら、
『俺にしたら？』って言われて。

その頃から有名だったし、
最初は冗談だと思っていたんだけど、
どうやら違ったみたいで。

しばらくして付き合い始めたんだ。

高校生から見たともくんはとても大人で。
全て彼から教えてもらった感じ。

誰にも言えない秘密の恋だったけど。
それが逆に自分自身大人になった気がして。

気づいたらのめり込んでいた。

だけど、高校3年生の頃に
彼の方にスキャンダルがあって、そこで別れた。

私とはどこにも行かないのに、彼女とは出かけて、
しかも、それを撮られるという。

その時は私が一方的に連絡を絶ったんだっけ。
すごく好きだったから、別れようと言われることも、
言い訳を聞く勇気もなかった。

彼にとっては私なんかただの遊びで。
その事実なただただ泣いていたっけ。

その時にみっくんはたくさん慰めてくれて。
立ち直るきっかけにもなったから感謝してる。

一年位引きずっていたんだけど、
ようやく前を向こうと思った時に知り合ったのが
辰哉だった。