マネージャー×SnowMan① (ページ47)

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それから無事にドリボは千穐楽を迎えた。
次の日、用事があって事務所に行く。

ラウンジを通りかかった時に
聞き覚えのある声が2人分聞こえた。

山下『久しぶり。』

A『とも、、、山下さん、お久しぶりです。』

山『昔みたいにともくんでいいよ。働いてるって噂で聞いていたけどほんとなんだね。』

A『まあ、うん。』

あれ？山下智久くんとA？

えっ？どういう関係？
北山くんとはまた違う感じの親密さ。

なんていうか、山下くんの距離が近い。

山『またさ、飲みにでもいこーよ。』

A『売れっ子芸能人様と飲みになんかいけないよ。』

山『いーじゃん。俺とAの仲でしょ？』

ぐいっと顔を覗き込む山下くん。
俺は見ていられなくて思わず声かけた。

「白崎さん！真山さんが向こうで呼んでます。」

A『深澤、、、。分かったありがとう。』

山『あ、残念。またミツに連絡先聞くし、飲みにいこーね。』

ひらひらと手を振って立ち去る山下くん。

A『わざわざ教えてくれてありがとう。』

「いや。嘘です。」

A『え？』

「なんとなく、白崎さん嫌だったのかなって思って声かけちゃいました。」

嘘、本当は山下くんと話しているところを
見たくなかったから。

A『確かに困惑していたから助かった、ありがとね。』

お礼を言って、立ち去ろうとするAの手首を掴む。

「あのさ、一度ちゃんと話をしたい。」

A『、、、。そうだよね。今日、うちに来れる？あと一時間くらいしたら仕事終わるから。』

「分かった。」

秘密の関係である以上、これが精一杯。

とりあえず話をすることができるのは良かった。
俺の気持ちは全く整理できてないけど。

どうなるかは分からないけど、
お互い良い方向に進むといいな。そう思った。