マネージャー×SnowMan① (ページ42)

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今日はデスクで真山と作業をしていた。

吉野『真山、白崎ちょっと。』

吉野部長に呼び出される。
顔が険しい。何かあったのかな。

吉『これ、スクープ撮られた。』

真『えっ？』

目の前には辰哉の記事がある。

吉『とりあえず白崎は、メディア対応してくれ。』

「はい。」

吉『Jr.の人数が多いし、なかなか統制がとれないのは仕方ないけど。スクープだけは撮られないようにちゃんと釘刺しとけ。』

真『はい、すみません。』

「分かりました。」

吉『あいつらも遊ぶのも付き合うのもいーんだけどさ、ちゃんと撮られないようにしろよっ感じだよな。対応するのはこっちなんだからさ。』

真『まあ、そうっすね。』

とりあえず深澤呼んでこいと言われ、辰哉を呼び出す。
スクープ記事のこと、処分についてを伝える。

会議室を辰哉と出る。

『あ、あのさ、、、。』  

「深澤。私、今からマスコミ対応があるから。レッスン行っていいよ。」

きっと何か言いたいことがあったんだろう。
だけどこんな時でも私は
マネージャーでいないといけないんだ。

多分顔を見たら泣いちゃうから。

とりあえずデスクに戻って
関係者各所に電話を入れていく。

ひと段落した頃、デスクにコーヒーが置かれた。

真『おつ。大変だな。』

「ほんとにね。初めてだから余計にね。」

真『そうだよな。まあ、Jr.でこれなんだからデビューしたらやばそうだね。』

確かに。

今でこれだけ大変なんだから
デビュー組で出たら恐ろしいんだろうな。

真『まあさ、深澤は結構みんな噂してたからな。撮られるべくして撮られたって感じだよね。』

「えっ？」

真山から出てきた言葉に思わず振り向く。

真山はみんなより少しだけ年上ということもあって、
みんなのお兄ちゃん的なポジションだ。

だからよく相談されたりとか
一緒に話をしたりとかしてるみたい。

真『他の人がいる言ってたんだよ。深澤に彼女ができたんじゃないかって。本人は否定してたみたいなんだけどさ。』

「そうなんだ。」

真『他の奴らは彼女できたとかよく聞いていたんだけど、深澤だけ謎だったからさ。ちゃんと彼女いるんだって安心したんだけど。まあ、撮られたらアウトよなー。』