マネージャー×SnowMan① (ページ5)

今日:39 hit、昨日:174 hit、合計:149,538 hit

★ ページ5

案内されたところは高校生だったら絶対に
行かないような少し暗めのアンティーク調のお店だ。

裏道にあるから人も少ない。

『飲み物どうする？コーヒーじゃない方がいいよね？』

「あっ、いや俺コーヒーで。」

飲めないくせに背伸びしたくてコーヒーを頼む。

『え？ブラックなの？すごいね。私甘いのしか無理で。すみませーん。アメリカンコーヒーとカフェオレをミルク多めでください。』

え、なんか意外だな。
俺から見る大学生って大人な感じだけど。

Aさんは見た目こそ綺麗な感じだし
大人っぽいけど、実はそうでもないのかな？

思いの外可愛らしい人なのかもしれない。

『でも、さっきは本当助かった。いつもなら冷たく対応すればすぐ居なくなるのに、今日の人達はちょっとしつこかったから。』

「よくあるんすか？あーゆーの。」

『うーん、まあ。割とあるかな。嫌になるよね。』

「まあ、、、。そうかもしれないっすね。」

『あ、飲み物来た。どうぞ。』

「ありがとうございます。」

そのまま何も入れず口をつける。
にがっ。だけどどうにか顔には出さないで飲み続ける。

『ふぅ、、、。おいしいね。』

「あ、はい。」

あんまりおいしさは分からないけど、
とりあえず合わせるしかない。

俺もカフェオレにすれば良かった。

『連絡、なかなか返せなくてごめんね。バイトと授業で結構忙しくて。』

「いや、そんなら大丈夫ですよ。バイトなにしてるんすか？」

『スタバ。』

「えっ！なんかイメージ通りすぎて。」

『あははっ。そう？フラペチーノが好きでさ。家の近くのお店なんだけどね。』

「そうなんだ。ところで大学ってどこなんですか？」

『ん？慶應だよ。』

「えっ、頭良っ！凄いっすね。」

『大したことないよ。だって推薦だから勉強してないし。』

内申点だけはめっちゃ良かったのーって笑いながら言う。
うん、やっぱこの人綺麗だけど可愛すぎる。

「なんか、Aさんって可愛らしい感じっすね。」

『えっ？』

つい思ったことが口から出てしまった。

あっ！しまった。
そう思って、Aさんの顔を見ると、あれ？赤い？