マネージャー×SnowMan① (ページ39)

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★ ページ39

A『深澤連れて来ました。』

「深澤です。」

吉野『マネジメント部の部長の吉野だよ。』

真山『とりあえず座って。』

真山さんに促されてとりあえず目の前の椅子に座る。
Aは横に立ったままだ。

吉『君、撮られたよ。これは出版元から送られてきたやつ。』

目の前に出された原稿を見る。

え、、、。

見たら俺とアイドルの熱愛のスクープ記事だった。

驚きのあまり全く声が出ない。

ただ、心当たりはあった。

去年、Aと会えなくなりはじめた頃、
翔太に誘われて合コンに参加した。
そこにいたのが、記事にも載っている彼女だった。

気に入られてるなっていうのは最初から分かってた。
普段なら無視するけど、
ちょうど色々とむしゃくしゃしていたし、
連絡先を交換した。

そこから時々会うようになって、
なし崩しの関係になっていた。

もちろん、罪悪感しかないのだが、
それ以上にAには会えない日々が続いていた。

そんなこともあって気づいたら彼女と会う回数が
どんどん増えていたんだ。

そのうち彼女のお兄さんとも仲良くなったりして。
多分向こうは彼女だと思っていたと思う。

そして俺もそれでもいいのかもしれないなんて
ちょっと思い始めてしまっていた。

吉『とりあえず、会社としては否定のコメントは出す。』

「はい。」

吉『付き合ってるのか？』

「いや、付き合ってはないです。」

吉『まあ、それはどちらでも良いけどな。向こうの事務所も怒っているし、とりあえずもう2度と彼女には会うな。』

「はい。」

付き合ってはいない。それは間違いないんだけど。
隣に立つAの顔が見れない。

吉『真山、白崎。これはお前らの監督不行き届きも原因だからな。特に白崎はお前がメインで担当しているんだから。ちゃんと行動も見とけ。』

A『はい、すみません。』

真山『すみませんでした。』

吉『とりあえずは以上だ。処分はまた後日話すから。レッスン戻っていいよ。真山はnoonのことで話あるから残って。』

真『はい。』