side FUKAZAWA ページ4
Aさんのアドレスを教えてもらってから約1ヶ月。
ゆるゆると連絡は続いてるけど、
会おうとはなかなかならない。
てかいつもならこのあたりで女の子から誘ってくるのに。
実際、学校の子からは結構アプローチがある。
けど、申し訳ないが、
その子達よりもAさんのほうが圧倒的に綺麗だし。
今のところ、その子達と付き合おうとはならないよね。
そんな時、
たまたま原宿に買い物があって1人で来ていた。
あれ？Aさん？
男の人に囲まれてる？知り合い？
でも雰囲気的に知り合いではなさそう。
男『いや、ちょっとだけだからいいじゃん。』
男『少し飲みにいくだけだし。』
A『結構です。興味無いので。』
うわ、明らかにナンパだ。
しかも嫌がってるのに強引すぎ。
男『なんだよ。つれないな。』
男『こっち来いって。』
あ、なんかやばそう。
頭で考えるよりも言葉が出ていた。
「あ！待った？ごめんね、遅くなって。」
A『え？』
男『はあ、なんだよ。男持ちか。』
男『つまんね。』
男達は去っていく。
「ごめんなさい。困ってるかと思って。」
A『確かに困っていたので、助かりました。あれ？』
「あっ。深澤です！」
うわっ。やっぱりあんまり俺の顔覚えてなかったか。
なんとなく反応的にそんな感じがしていたけど、
いざ目の当たりにすると結構ショックだな。
A『あっ！やっぱりそうだよね？ほんと助かった！ありがとう！よかったらお礼に飲み物でもどう？近くのカフェにでも。』
まじか。これはチャンスかもしれない。
ここで仲良くなれば。
「はい、ぜひ！」
『ふふっ。近くに穴場のカフェあるから行こっか。』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 529人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：しょこら | 作成日時：2023年12月21日 21時
