マネージャー×SnowMan① (ページ23)

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週末、滝沢歌舞伎の稽古をしていたら、
聞き覚えのある声が隣の部屋から聞こえる。

今週全然会えてなかったし、顔だけでも見たいなと思って、
休憩中に佐久間と覗いてみた。

「あっ。お疲れ様です！」

二階堂『あー、おつかれ。あ、滝沢歌舞伎の練習？』

「はいっ、そうです。」

二『大変だろうけど頑張ってね。』

佐久間は宮田くんに話しかけにいっている。
俺は二階堂くんと話をしながらも、
北山くんと話すAが気になって仕方なかった。

、、、。なんか距離近くない？

Aは付き合う前とかもそうだし、
玉森くんとか仲良い人と話をしていても、
あまり距離を近づけて話す人ではない。

けど、今、北山くんと話している感じは
ちょっと気になる近さではある。

「あのっ、、、。」

二『あ！新しくついたマネージャーの白崎さんだよ。新人で、玉森の同級生なんだって。てことは深澤の先輩じゃんね。』

「なんか北山くんと仲良いっすね。」

二『あー。なんかミツが白崎さんのお姉さんと同級生で知り合いだったらしいよ。だからじゃない？』

えっ。そんなこと俺には一言も言ってなかった。
なんで？

「へー、そうなんすね。」

二『でもさ、それだけじゃないと思うんだよね。』

「えっ？」

二『いやー、分かんないけどさ。なんかめっちゃ仲良いのよ。距離が近いっていうの？タマとはまたなんか違う感じ。』

恋愛とかあり得るのかなーって
ニヤニヤしながら2人を見る二階堂くん。

いや、そんなのあり得ないって思いたいけど、
全然そうは思えない自分もいる。

「やばいそろそろ時間だ。すみません、二階堂くん。お邪魔しました。佐久間戻るよ？」

佐久間『はいはーい。宮田くんまた！』

佐久間に声をかけて部屋を出ようとする。
二階堂くんは無言で手をひらひらとさせていた。

その先に見える北山くんとA。
俺が入ってきたことに気づいているはずなのに
こちらを見ることは一度もなかった。