マネージャー×SnowMan① (ページ22)

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side FUKAZAWA ページ22

「うへぇ？キスマイのマネージャー？」

『うん、そうなの。』

入社式が終わった次の日、
Aから配属先に行ったよと電話があった。

「まじか！玉森くんいるからちょっと安心じゃない？」

『うん、本当に。玉森居るし、なんかみなさん優しそうだから。』

「マネージャーかー。キスマイのバックにつくことあるし、会うことあるかもね。」

『全然あると思う。だけど、知らないふりしてね？』

「もちろんだって。」

『入社式で人事部長から釘を刺されちゃったんだから。』

「え？まじ。」

『まじよ、まじ。あー、思い出したらムカついてきた。』

電話越しでもぷんぷん怒っているのが分かる。

『私がね、初めてなの。女性総合職が。だから色々試されてるんだと思う。』

「あー、なるほどね。」

『まあ、同期も1人マネジメント部に配属されたし、切磋琢磨しよってなってる。』

「同期って男？」

『ん？そうだよ。』

まじかー。同期で同じ部署とか仲良くなるじゃん。
ちょっとした嫉妬心が生まれる。

「ふーん、そうか。」

『え、どうした？』

「いや、なんでもないよ。」

嫉妬してるだなんて思われたら恥ずかしい。

『なんかめっちゃ忙しいみたいなの。だからなかなか会えないかもしれないけど、時間は作るから。』

「うん。覚えることたくさんあるだろうし、とにかく体調には気をつけて。」

『ありがとう。あのね、辰哉がくれたボールペン使ってて、それみて頑張れるの。』

あー、なんて可愛いんだろう。
そんなこと言われたら会いたくなる。

「じゃあ、また明日も仕事でしょ？」

『うん、ありがと。おやすみ。』

ガチャと切れる電話。

、、、。不安だな。会える確率はあがるけど、
デビュー組のマネージャーとかめっちゃ忙しいでしょ。

何もなければいいけど。