マネージャー×SnowMan① (ページ3)

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バイト終わりに携帯を見る。
あれ？玉森から電話？

「もしもし？何かあった？」

玉『あっ！白崎？ごめんね、突然。あのさ、深澤が白崎の連絡先を知りたいって。』

「深澤、、、？」

玉『あぁ、あのさ。この間学校で会った時に紹介した後輩。』

「あぁ、、、。あの子か。」

あの子かと言いながらほとんど覚えてないや。
確かに後輩の子は紹介された気がする。

玉『まあ、白崎よくある話だろうし、嫌だったらいいよ。』

「まあ、いいよ。今回だけね。」

玉『まじか。意外だな。おけ、教えとくわ。アドレスでいい？』

「うん、それで。」

普段なら絶対に教えないと思う。
けど、たまたま彼氏と別れて、そろそろ前を向こうと
思ったタイミングだった。

玉森とはなんで仲良くなったのか覚えてない。
そんなに友人も多い方ではないけど、
なぜか玉森とは仲良くなった。

多分お互い容姿で人が寄ってくることが多くて。
それはいいことばかりではないから。

玉森とはほんと普通に話すことができる友人。
よく付き合わないのか聞かれるけど、それは絶対ない。

そんな玉森から男の子にアドレス教えていいか
言われるのは実は初めてだった。

だからかな。ちょっとだけ興味を持ったのは。
悪い子ではないだろうし。

でも高校生が一丁前だな。大学生に連絡先聞くとか。
まあ、そんな本気なわけないし、すぐに終わるでしょ。

私も実際そんなつもりはない。
なんなら顔覚えてないし。

しばらくしてメールの着信音が鳴る。
見たら早速玉森の後輩だった。

【深澤です！玉森くんから聞きました。ありがとうございます！よろしくお願いします！】

【よろしくねー。白崎です。】

【あの、白崎さんって下のお名前なんて言うんですか？】

【Aだよ！】

【そうなんですね！ならAさんって呼んでもいいですか？】

【いいよ(^^)】

意外とグイグイくるんだなー。今時の高校生は。
特に当たり障りない感じで連絡を返す。

まあ、すぐに興味無くなるでしょ。

そんな感じで深澤くんとやりとりが始まった。

まさか、この人とこれからずっと過ごしていくことに
なるなんて、この時は全く思ってなかった。