マネージャー×SnowMan① (ページ19)

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人『本来なら新人が行くことはないんだが、去年と今年で3組デビューしたことでかなり人手不足でな。だから、かなり大変な部署だけど、頑張ってほしい。特に白崎は色々大変かもしれないが、変なことは起こさないように頑張ってくれ。』

あ。試されてる。瞬時にそう思った。

この配属は私が女性としてこの会社で
やっていけるかどうか見極めるためなんだ。

南みたいに専門職や事務職で入る女子はいるけど、
総合職で女性が入るのは私が初めてだと言っていたから。

グローバル化や男女平等が謳われている
世の中の流れには逆らえなかったんだろう。

わたしの頑張りによって、今後が変わってくるんだ。
よしっ。心の中で気合いを入れた。

真『なんだよ、部長。嫌な言い方だったな。』

「仕方ないよ。男性社会だし、ここ。」

真『そんなさ、タレントと何かとかあるわけないのにな。まあ、白崎は綺麗だけどさ。』

小声で真山が話しかけてくる。

真山の言葉にひゅっと少しだけ肝が冷えた。

絶対、絶対に辰哉と付き合っていることは
バレたらまずい。改めて気をつけようと気を引き締めた。

「頑張ろ。あのハゲ部長に配属してよかったって思わせるんだから。」

真『おう。』

次の日。私と真山は早速マネジメント部のデスクにいた。

「おはようございます。」

真『おはようございます。』

吉野『おはよう。私がマネジメント部で部長してます、吉野です。あの、ほんと早速で申し訳ないんだけど、もう2人にはそれぞれサブとしてマネージャー業務してもらうから。』

真『えっ。』

「本当ですか？」

吉『うん。本来ならいろんなマネージャーの後ろについて研修とかしてあげたいんだけど、去年のデビュー組のマネジメントが全く追いついてなくて。ほんとごめんね。』

真『いやっ、大丈夫です。』

吉『で、真山はSexyZone、白崎はKis-My-Ft2のサブについてくれる？』

「えっ？」

まじか。Kis-My-Ft2って玉森いるところじゃん。
しかもあの人も。

吉『ん？何か都合悪かった？』

「いえ、玉森が高校の同級生なんです。まさか一緒に仕事することになるとは思っていなかったので驚いただけです。」

吉『あっ、そうなの？なら丁度良かった。知ってる人がいる方が安心でしょ。それぞれのマネージャー呼んでくるから待ってて。』