マネージャー×SnowMan① (ページ17)

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★ ページ17

「買うよ。」

『えっ、でも。ここブランドのやつ。』

「だからだよ。いつも言ってるじゃん。俺、彼女にはお金ださせたくないの。就職祝いも兼ねてさ。買わせてよ。」

『もうっ！ありがとね。』

ラッピングをしてもらい、
紙袋に入れてもらったペンを渡す。

「はい、どうぞ。」

『やばっ！ありがとう。ほんと嬉しい。これ見たら絶対仕事頑張れる。』

一生大事にするねって
紙袋をぎゅっと抱きしめる彼女が可愛すぎて、
ほっぺにキスをする。

『なっ、、、！ここ外だよ。』

「大丈夫だよ。海外だし。誰も見てないって。」

そのまま手を繋いで買い物や夕食を楽しむ。
楽しかった時間はあっという間で。

『明日帰国するのほんと寂しい。』

「そうだよね。」

『ほんと、就職したらなかなかこんなことはできないだろうから。』

「確かになぁ。今以上に気をつけないといけないよね。」

『うん。だけどさ、辰哉の近くで頑張ってる姿を見ることができるのはほんと嬉しいの。だから、全然大丈夫。』

「俺も、Aが近くにいて、お互い頑張っていけるのはほんと最高だよ。」

『大変だと思うけど、デビューに向けて一緒に頑張ろうね。』

「うん。辛いことがあったらお互い支えていこ。」

『もちろん。あのね。』

「『大好きだよ。』」

あ、ハモった。
Aの顔を見たら笑ってる。

「ハモった。」

『ね。それでさ、』

「ん？」

『自分からいうの恥ずかしいんだけど。』

「ん？どうした？」

『一昨日も昨日も疲れて寝ちゃったからさ、、、。』

照れくさそうに顔を逸らしながら
肝心なことは言わないA。

何を言いたいのか分かるけど、
あえて気づかないふりをする。

『もー。分かってるでしょ？こういうことっ。』

両手で俺の頬を挟んでキスをするA。

あー、可愛いけどもう意地悪はやめよ。
そのままベットに押し倒し、甘い夜を過ごした。

『バイバイ、グアム。』

「またいつか一緒に来よ。」

『そうだね。ふふっ。これ思い出して、仕事頑張れると思う。』

「俺も。」

楽しかったグアムに別れを告げて、
2人で帰りの飛行機に乗り込んだ。