マネージャー×SnowMan① (ページ12)

今日:168 hit、昨日:158 hit、合計:149,493 hit

★ ページ12

それからしばらく、Aはパソコンに、
俺は宿題にそれぞれ向き合っていた。

分からないところを聞くと分かりやすく教えてくれる。

やっぱ慶應行ってるだけあって、
教え方も上手いし頭良いのが分かる。

なんか家庭教師と生徒みたい。

「あー、集中力持たないっ。」

『だよね。終わった？』

「いや、あとこのページだけ。」

『え、もうすぐじゃん。飲み物持ってくるし頑張ろ。』

席を立つAに促され、
残り1ページをなんとか終えた。

『はい、お疲れ様。』

ジュースが目の前に差し出される。

「ありがとう。色々教えてもらって助かった。」

『大したことしてないよ。どうする？思ったより早く終わったね。』

「うーん、どうしようか。」

『何か映画でも見る？姉がその関係の仕事してるから結構色々あるの。』

リビングの横にある棚を開くと
ずらっとかなりの量のDVDが出てくる。
洋画邦画アニメと色々だ。

『私ほとんど見なくて。何かあるかなー。』

「これなんかどう？」

手に取ったのは王道のラブストーリーのやつ。

『うん、おっけ！セットするね。』

デッキにDVDをセットしてソファに座る。
拳一個分くらいの距離をあけてDVD観賞をしていた。

「これ何回見ても良いね。」

『私初めて見た。おもしろいね。』

にこにこと感想を述べているA。
なんだかその顔が可愛すぎて、思わず抱きしめた。

『辰哉？』

「ちょっとこっち見ないで。」

『、、、。やだ。見る。』

絶対俺の顔赤いから見られたくないのに。
俺の顔を見てちょっと意地悪な顔をしている。

『可愛い、辰哉。』

「可愛いとか年下扱いしないでよ。」

『だって年下じゃん。』

「だけどさ、、、。」

『でも、年下だけど、頼りにしてるんだよ？これでも。』

あー、もう。
我慢できなくて、Aの唇を塞ぐ。

「いい？」

『、、、。わざわざ聞かないで。』

少し頬を赤くして、顔を逸らすAの唇を
さらに深く塞ぐとそのままソファに2人で沈んだ。