紅一点×SnowMan⑧ (ページ8)

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★ ページ8

「ん？これ？」

A『うん。雅とちーちゃんの婚約祝い買おうと思って。お揃いのApple Watch。雅がもう結構古いって言ってたから。欲しいものきいたんだけど、何もないって言われてさー。』

それが1番困るよねなんて首をすくめている。

深『あー。婚約したんだっけ。』

渡『俺の妹とね。』

「まじ意外だったなー。」

A『まあ、このことは公表しないつもりらしいから、あんまり言わないでね。』

そんな話をしながらApple Watchを見ている。

A『やっぱこれかなぁ。』

渡『たっか。けど、俺も買おうかな。』

A『なべくん使いこなせないでしょ。』

渡『確かに。』

翔太の妹だし、好みを分かってるからってことで
2人を中心に選んでる。なんだかその後ろ姿が、

「兄妹みてぇ。」

深『いや、兄妹っていうかさ、、、。』

ぼそっと言ったらふっかが
少し複雑そうな顔で2人を見ている。

ん？どうしたんだろ。

深『いや、なんでもない。』

A『ふっかさんとさっくん！どっちがいいかな？』

「んー。どれ？」

まあいっか。ふっかの話は一旦おいとこ。

結局エルメスのお揃いにしたみたい。
婚約祝いでそんな高いの買うのか。すげーな。

「奮発したね。」

A『私が雅を振り回すからちーちゃん寂しい思いたくさんしてるだろうしね。そのお詫び込みだよ。』

なるほど。でも翔太の妹ってだけあって、
その辺りはかなり理解してるけどな。さすがだよね。

深『いーなー。俺も買おうかな。』

「お前使うの？」

深『いや、使いこなせない。』

A『私も使いこなせないなー。デジタル疎すぎて。』

渡『てかAも携帯そろそろ変えたら？何年使ってんの？』

A『5年くらい。』

「それは変えよう？」

A『そっかー。ちょうど新しいの出たみたいだし、そうする。』

結局Apple Watch2つと
スマホを購入して総額がすごいことになっていた。

深『人の買い物見るのきもちーね。』

渡『なんかさ、自分が金使った気分になる。』

A『こんなお金使ったの久々だよ。多分車買って以来。』

「まだこれから控えてんじゃん。」

A『時計ね。楽しみだなぁ。』

お店を出て、俺が調べたお店に向かう。
明らかな高級感のある門構えに、
男3人は緊張しながら入口に立った。