紅一点×SnowMan⑧ (ページ50)

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★ ページ50

A『じゃあ、みんな頑張って。』

松『ちゃんと見といてよ。』

A『もちろん。』

北斗はふっきれた、、、のか？

会うのをやめた当初は落ち込んでいたけど、
まあ、付き合っているわけでもないしってことで
なんとか割り切れたらしい。

ステージ上ではいつも通り。

だけどデビュー曲を歌っている時に
きょもが泣くのを見て、俺も涙が出そうになっている。

関係者席を見ると、姉御が泣きながら
俺達のステージを見ていた。

ステージ終了後、姉御が楽屋にやってくる。

高『えー。A泣きすぎだって。』

森『俺達のステージ、そんな良かったかぁ。』

ジ『もうー、お嬢さん。そんな泣かないで。』

SixTONESのメンバーがみんな口々に茶化していく。
姉御は泣き続けたままだ。

「、、、姉御？」

あまりにも言葉を発さない姉御のことが少し心配になる。
きょもも北斗も少しだけ眉をしかめて、心配そうだ。

A『みんなごめん。、、、そしてありがとう。』

その言葉だけで何を言いたいのか、みんな分かった。

誰も言葉を発することはないけど、笑顔が見える。
俺はそっと姉御を抱きしめた。

「こっちこそ、ありがとう。」

ジ『よーし。打ち上げ行こ。初日だけど。』

森『松雪も行くよね？』

普段なら行かないだろうけど、
慎太郎の勢いに姉御も頷いている。

A『あ、うん。行こうかな？』

京『なんで疑問系。』

わいわいとなる楽屋。
みんな楽しそうな様子に姉御も楽しそうだ。

そして、1月22日。

俺達SixTONESとSnowManはデビューした。