紅一点×SnowMan⑧ (ページ5)

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永『あー！しょこやん。』

「おはようございます。」

北村『おはようございます。』

もう夜だけど、
この業界はいつでもおはようございますだ。

北村くんは前に映画で共演したことあったから心強い。

「よろしくお願いします。」

私のために押していた撮影を終わらせていく。

「お疲れ様でした。」

明日も都内で稽古があるから、
撮影が終わったら帰ることになっている。

永『あ、俺も今日自宅帰るんだけど、乗せてくれへん？』

「大丈夫だよ。いいよね？牧さん。」

牧『もちろんです。』

廉も乗せて自宅に向かう。
お互いに会社から借りている自宅なので、
牧さんも私と廉がそこに住んでいるのは知っている。

永『Aはめっちゃ忙しそうやな。』

「舞台稽古と被ってるからね。でも廉もコンサートと被ってるしょ。」

永『まあね。』

たわいもない話をしていたら自宅に着く。
あ。今日は北斗が鍵持ってるんだ。

どうしようかなと思ったら廉が開けてくれる。

永『どうしたの？乗るっしょ？』

「あ、うん。」

LINEしようと思ったけど、タイミングを逃してしまった。
私はエレベーターに乗り込む。

永『じゃあ！また明後日！』

「うん。おやすみ。」

私は自宅のインターフォンを押す。

松『あ、おかえり。LINEなかったね。』

「タイミング逃したの。」

松『そっか。お疲れ様。』

ドアを開けてくれて、家の中に入る。

永『、、、ふーん。』

私はその場を廉が見ているとは思ってもいなかった。