紅一点×SnowMan⑧ (ページ37)

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夕食会場に向かう。
私は蓮にこっそりと話しかけた。

「蓮、あれなに？」

目『んー？なんか反応してくれるかなっておもったんだけど。何にもなかったから悲しいよ、俺は。』

「撮影中だったからさ。」

『あー。なるほどね。』

そう言うとにこりと笑ってみんなの元に向かう。
変なの。気にはなったけど、とりあえずいいや。

会場に入ると、たくさんの料理が並んでいる。
あー。これはSAで食べなくてよかった。

私はまたまたひーくんの隣だ。
今日はひーくん率高いな。

「あ、すみません。ごはんはいらないです。」

岩『この子、少食なんです。』

男性陣はもちろんご飯をもらってるけど、
わたしは食べられないから旅館の人にお断りした。

「おいしいね、ひーくん。」

岩『おいしー。』

みんな目の前の美味しいご飯をもぐもぐと食べている。

岩『A〜。ご飯くださーい。』

「はーい。」

佐『俺も〜。』

「はーい。」

目の前の食事に大満足だ。
食べれない分はさっくんや舘さんに分けたけど。

食べ終わったらまた布団のところに戻る。

スタッフさん、完全に寝かせにきてるね。

阿『あ、あれは見たらダメ！』

「え？」

どうやらふっかさんがパンツ1丁らしい。
阿部ちゃんが目のところに手を当てて隠している。

そんな、いつも楽屋で見てるんだけどな。
まあ、電波に乗るからかな。

そのまままったりと過ごしていたら、
寝る時間になった。

わたしは蓮の隣の布団に入り込む。

もちろん寝ることはないから、
ぼーっと真っ暗な天井を眺めていた。

そしたら隣の布団から手が伸びてくる。
蓮か。寝ないようにってことかな？

手を繋いできたので握り返す。
横を見ると蓮と目が合った。

にこりと笑って強く握る。
なんだか、いけないことをしてる気分。

そのまま寝ることはなく、21時半に外に出た。

なべくんとラウちゃん以外はみんな起きていたみたい。

目『Aのおかげで眠らずに済んだ。』

「よかった。」

神社にお参りをして、ラウちゃんとなべくんを起こす。

ラウちゃんが涎垂らしてる。可愛いな。
わたしは携帯で写真をたくさん撮った。

締めの挨拶をして、帰り支度をする。

牧『あの、松雪さんはこの後撮影があるので、みなさんとは別で帰ります。』

「了解。」

SnowMan『お疲れ様〜。』

「お疲れ。」

こんな夜中にもまだ撮影させるのか。

やだな。
そんなことを思いながら、牧さんの車に乗り込んだ。