紅一点×SnowMan⑧ (ページ33)

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side RAUL ページ33

岩『どうもー。』

SnowMan『「SnowManでーす。」』

今日はJr.として最後の動画になる、
七沢温泉に向かう動画の撮影だ。

9人での七沢温泉。楽しみだなー。

なかなか旅行ぽいことができない中で、
公の場でこんなことができるのは嬉しい。

ただ、この旅のルールは一つだけあって、
寝るのは一切禁止らしい。

「いや、旅館に着いたらさ、まず一睡しときたいじゃん。」

阿『あー分かる。贅沢だよね。』

俺の隣にいるAちゃんもうんうんと頷いている。

佐『寝たらどうなっちゃうの？』

牧『寝たら、、、死ぬ。』

Aちゃんのマネージャーから
まさかの返しが来てみんな崩れながら笑ってる。

それから岩本くんの運転で目的地に向かう。

深『てか照の運転初めてな人多いんじゃない？』

「かも。てかみんなはよく誰の車乗ってるの？」

SnowMan『A。』

目『はいはい！それに関してはまじでAに言いたい！俺、乗せてもらったことない。』

ラ『俺も！みんなずるいよ。』

2人で抗議すると、俺とめめ以外のメンバーは笑ってる。

A『ラウちゃん、めめ。ごめんね？今度ドライブ行こ？』

「絶対だよ？絶対。」

目『俺、まじで計画するわ。』

わちゃわちゃと話しながら、目的地に向かう。

目『ね、A。いつがいい？』

「私今月も来月も割と暇だよ。蓮に合わせる。」

目『分かった。連絡するわ。』

佐『お前らカップルかよ。』

めめはよほどAちゃんの車に乗りたいのか、
佐久間くんを差し置いてAちゃんとの
約束をしている。

体内時計選手権をし始める。
SAでの食事がかかっているからみんな必死だ。

そんな中、Aちゃんは
一度も声を上げていない。何でかな？

いざSAに着いた時に、翔太くんが
Aちゃんのもとに駆け寄る。

渡『お腹空いてないの？』

A『うん。全くね。』

渡『だからか。お前あれ正確に当てられるはずなのにおかしいと思ったよね。』

え？え？
そういうこと？

Aちゃんは食べるつもりないから、
わざと負けたんだ。なんか、、、。すごいな。

A『こんな時じゃないとお金使わないから。』

渡『ふっ、、、。お前らしいな。』

A『そうかな？』

そんな会話を横目に聞きながら、みんなの元に駆け寄る。