紅一点×SnowMan⑧ (ページ20)

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「、、、分かっちゃった？」

田『まあ。意味はあんの？』

「多分、まだ好きなんだよね。開ける時に左右一つずつで良かったのに、咄嗟に3こ目をお願いしちゃった。」

田『そっか、、、。北斗は？今日ご飯来たってことは聞いてもいいんだよね？』

私は樹の言葉に頷くと話を始めた。

「北斗ってさ、実は重岡く、、、大毅と別れた時に支えてくれてたんだよね。まあ、いわば身体の関係ってだけだったんだけど。でも、風磨と付き合う前には清算してたし、それからはただの友人だった。だけど、風磨と別れて、、、。そんなタイミングで北斗がそばにいてくれて。」

田『うん。』

「やっぱり人肌って安心するからさ。頼っちゃった。今もその関係が続いてる。」

田『、、、そっか。』

「大事な時期なのに、ごめん。だけど、マスコミとかは最大限の警戒はしてる。」

樹は少し黙っていたけど、口を開いた。

田『いや、別にそれはいいんだけど。北斗、、、本気だと思うよ？』

「分かってる。私が悪いのも、利用してるのも。」

田『俺は姉御も好きだけど、北斗も好きなのね？だから北斗の友人としては気持ちがないならやめてほしい。』

「う、うん。分かってる。もうやめる。」

田『ん。そうして。ごめんね。姉御を傷つけるような言い方して。』

樹は申し訳なさそうに言うけど、
そんな風には思わないでほしい。

「いや、こうして言ってくれる人がいるのは本当に助かるよ。多分言われなかったらずるずる行ってた。ありがとう、樹。」

田『お礼なんかいらないって。よくないんだから。まあ、姉御がしんどくなったらいつでも話は聞くし。』

「うん。だけど、ライブ終わってからにするよ？パフォーマンスに影響させたくない。」

田『北斗ならプロだから大丈夫だよ。まあ、でもありがとう。』

しんみりした空気になってしまったところで、
樹が関係ない話をする。

そんな彼との会話が居心地良くて、久々にたくさん笑った。