紅一点×SnowMan⑧ (ページ15)

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★ ページ15

A『早速つけてみよ。、、、。あれ、全然ピアス外れない。』

うーんと唸りながらファーストピアスと格闘している。

「外そっか？」

A『お願いしてもいい？』

「ん。」

ぎゅっと目をつぶって、
外してもらうのを待っているAの顔を見ると
思わずキスしてしまいたくなる衝動にかられる。

そこはぐっと気持ちを抑えて、
それぞれの穴にピアスをつけた。

「はい、できたよ。」

A『なべくんありがとう。鏡で見てくる。』

洗面所にバタバタと走って行って、すぐに戻ってきた。

A『ねぇ！違うブランドのものなのに、3つ揃うとほんと可愛い。なべくんありがとう！さっくんとふっかさんにも感謝だね。』

よほど嬉しかったのか、Aが抱きついてくる。
俺はそれを受け止めると頭を撫でた。

しばらくそのままでいたくて、強く抱きしめる。
Aも抵抗することはない。

あー。なんかこのままキスしてぇ。
そんな下心を抱えていたら、インターフォンが鳴った。

A『あ！康ちゃんと蓮かな？』

はーいと言って、オートロックを解除している。
危ない。ほんと2人が来て良かった。

向『おー。いつものことながら綺麗な家やな！色々買ってきたで。』

目『お邪魔しまーす。うわっ。やば。』

目黒は初めてのAの家に
驚きながらもキョロキョロしている。

向『ちなみにご飯ってなんなん？』

A『すき焼きだよ。今から野菜切るね。』

向『やったら手伝うで。』

キッチン行こや〜と康二とAが2人で向かってる。
俺と目黒はリビングで、2人が買ってきてくれたものを
広げる。

向『これ切ったらええ？』

A『うん。包丁切れやすいから気をつけてね。』

向『大丈夫やで。俺、結構料理すんねん。』

A『そうなんだ。あっ！椎茸の切り方上手。』

向『やろ？』

A『すごいすごい。』

キッチン越しの2人の楽しそうな声が聞こえる。
この会話、まるで、、、。

目『新婚の会話みたい。、、、あっ。』

目黒が思ったことを口にしているけど、
途中で俺がいることに気づいたらしい。