紅一点×SnowMan⑦ (ページ42)

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滝『みんな集まったか？』

深『はい。』

滝『じゃあ、演出から話もあるけど、流れの最終確認な。』

それから秀明くんや演出さんから話が出る。
少しのドキドキと、大きな不安と。

みんないろんな思いでこのステージに挑むけど、
きっとこの子が1番しんどいと思う。

「目黒大丈夫？」

目『うん。でも、脱退もあるし、なんか気持ちはね。』

同期の原もいる宇宙sixを脱退すること、
自分だけデビューすること、
きっと複雑な気持ちを持ってると思う。

「だよね。」

『Aちゃんは？大丈夫？』

「うん。大丈夫だよ。ありがとう。」

そう言って笑えば少しだけ目黒も安心した顔をする。
どんどん他のJr.も入ってきて、楽屋というか、
東京ドームがどんどん賑やかになっていく。

末澤『Aやん。久々やなぁ。』

「あ。リチャと末！久しぶり！」

リチャード『おう。今日もバチバチに決まってんなー。あ！うちのグループの小島がめっちゃファンなんよ。Aの？』

「小島？」

リ『おん。呼ぶわ！小島ー。』

小『リチャくんどないした、、、。うわっ！松雪さんやん。本物！やばぁ。あの！めっちゃファンです！握手とサインください！』

末『それただのオタクやん。』

末に頭を叩かれてる小島という青年が
私の両手を握ってぶんぶんと上下に振る。

「あの、、、手を。」

小『あっ。すんません。』

手を離したと思ったら今度はマシンガントークが始まる。
なんかめっちゃ関西人って感じだ。

大橋『あー！Aやん！』

今度はなにわ男子の和也くんがやってきて。

大西『うわぁ。めっちゃメイク可愛い。これどないするんですか？』

高橋『本物やん。透明感えぐっ。』

西畑『みっちーとかガチ照れしてるやん。』

道枝『いや、そんなことないですって。』

私は完全に関西のグループの人達に囲まれてしまった。
どうしよう。