紅一点×SnowMan⑦ (ページ40)

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それから他のゲームをして、
最後はポルシェを押すことになった。

「え？これAと同じところのやつじゃん。高級車。」

西『え？Aちゃんポルシェ乗ってるの？』

やばーって芸人チームから声が上がる。

深『この子、うちの稼ぎ頭ですから。』

渡『朝ドラ女優なんで。』

Aより周りのメンバーがドヤ顔してる。

A『一応、乗ってます。けど、この話はカットしてください。』

あ、そうだよね。バレたら大変だし。

申し訳ない気持ちを持ちながら、ポルシェを押す。
運転席にはAが座る。

西『運転席似合い過ぎますね。』

A『ありがとうございます。』

なんとかみんなで押して、無事に上げることができた。

全員『ありがとうございました。』

収録が終わり、みんなで帰ろうとする。

芸人『あのっ。松雪さん。』

A『はい。どうかされましたか？』

芸人『えっと、、、。』

共演していた芸人さんがそう言うと俺たちを見る。
あー、連絡先とかかな。

翔太と康二は帰らんぞとばかりに立ちはだかっている。

芸人『連絡先、教えてもらえないかなと思いまして。』

A『あー。ごめんなさい。事務所から禁止されてるんです。』

芸人『そうですよねっ。すみません。』

そう言って、芸人さんがいなくなる。

渡『これさぁ。これから増えんのかな。』

目『ちゃんと目を光らせとかないとだね。』

向『せやなぁ。気いつけや。』

A『大丈夫。そんな連絡先渡したりしないから。でも、いざというときのためにもう一つ携帯買おうかな。仕事用の。』

「そうした方がいいよ。」

今回の芸人さんはすぐに下がってくれたけど、
毎回そうとは限らないから。

みんなAの発言に頷いている。

ラ『何かあったら頼ってね。』

A『ありがとう、ラウちゃん。』

これからさらに大変なことになるであろう、
うちのグループの紅一点を守っていこう。

多分みんな心の中でそう思ったと思う。