紅一点×SnowMan⑦ (ページ3)

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★ ページ3

「姫。」

A『ん？』

「ご飯食べてる？」

今日の撮影の合間も何も食べてなかったし、
最近細くなってる気がする。

A『、、、食べてるよ。』

「嘘だね。痩せたでしょ。最近。」

A『忙しくて食べる暇なくて。』

やっぱりか。

もともとそんなに食に興味のないAは、
さらに食べなくなってるんだ。

「今日うちにおいで。嫌じゃなければだけど。」

A『、、、。嫌じゃないよ。行こうかな。舘さんのご飯食べたいかも。』

「うん。もし2人きりは風磨に嫌がられるとかなら翔太とか呼んでもいいから。」

A『それは、事前に伝えていたら風磨は大丈夫。』

そう言うとスマホで風磨に連絡してるっぽい。

A『舘さんなら全然大丈夫だって。信用されてるね。』

「よかった。」

今日は何作ろうかな。
そんなことを考えながら、2本目の撮影に取り組んでいた。

A『舘さん。行こうか。』

「うん。運転はお願いしてもいい？」

渡『え？どっか行くの？』

撮影が終わって帰ろうとしたら、
翔太が聞いていたっぽい。

この幼馴染はやっぱり姫のことになったらめざといな。

A『舘さんの家に。ご飯食べに行くんだ。』

「翔太も来る？」

来ないで欲しいな、そんな思いを込めて翔太を見る。

渡『、、、遠慮しとくよ。』

A『そう。珍しいね。』

お。念力が通じたかな。いつもならいいんだけど。
今日はなんとなく2人で食べたい気分だった。

「スーパー寄って欲しいな。」

A『了解。』

いつ見ても綺麗なポルシェに乗り込み、
スーパーに向けて車を走らせた。