紅一点×SnowMan⑦ (ページ2)

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A『あとは、ひーくんかな。』

岩『俺？、、、！あ！まさか。』

あー、なるほどね。

向『まさか、シゲ？』

A『正解。』

そんな噂も一切なかったから、
徹底的に隠していたんだろうな。

目『岩本くん知ってました？』

岩『いや、全く。シゲは恋愛の話したがらないからな。元カノが芸能人ってことは聞いたことあったけど、まさかAだとは思ってなかった。』

A『私も最近だよ。こうやって言うようになったの。』

向『もしもしシゲ？今行ける？』

康二は早速シゲに電話してる。
スピーカーにしてるっぽくて声が聞こえてくる。

重『おん。どないしたん？』

向『Aと付き合ってたってほんまなん？』

電話のシゲは康二の言葉にはすぐ答えない。

重『、、、そこにAはおるん？』

向『おんで。SnowManみんなおるわ。』

重『Aが言ったんやろ？』

A『うん。もう大丈夫かなって。』

重『せやね。』

そう答えたシゲの声は少しだけ
優しさを含んでいる様な気がして。

あの明るいシゲの声ではなく、なんとも言えない、
いわば大切な人に向けたような声だった。

重『康二。Aの話はほんまやで。Aが高校生の頃に少しだけ付き合っていたんよ。』

A『うん。そうだよね。色々あって別れちゃったけど、別に嫌いになって別れたとかではないから。』

重『やんな。元気にしてるか？』

A『なんとかね。』

重『あ、俺呼ばれたわ。切るな。』

電話越しにおそらく桐山君らしき声がする。
すぐに電話は切られた。

岩『にしてもシゲは意外だったな。』

「確かにね。」

佐『てかさ、Aって陽キャと付き合いがち？』

目『確かに。重岡くんも風磨くんも明るいですもんね。』

A『たまたまだよ、たまたま。』

Aはクールな感じだから。
だからこそ正反対の彼らに惹かれたのかもしれない。

A『もう、ほら！私の話はいいよ。次、人狼ゲームの撮影でしょ？頑張ろ。』

向『痛っ！』

姫はそう言うと康二の背中を叩く。