紅一点×SnowMan⑥ (ページ38)

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それから事務所のショップに向かうために外に出る。
冬に入り始めたこのタイミングであの格好は大変そう。

とりあえず距離をとって、天国組で歩く。
竹下通りとか久々かも。

渡『Aって竹下通りとか来ることあんの？』

「ない。最後に来たの、小学生とか？それも通っただけだから。ほぼ初めてに近い。」

宮『よかったね。ちゃんとした服装で来れて。』

「ほんとに。」

後ろで騒いでる地獄組は無視してショップに向かう。

お店の中に入り、写真がたくさんある中で、
盛れてるものを選んでいく。

岩『にしてもさ、Aの写真まじいいね。』

「ほんと？ありがとう。」

渡『なんか彫刻みてぇ。』

「それ褒めてるの？」

そんな会話をしながら選んだものを持ってレジに向かう。

ファン『えっ！Aちゃん？SnowMan？』

ファン『顔ちっさ。可愛い。やばい。』

どうやら私のファンの方がいたみたいで。
カゴにはたくさんの写真を入れてくれている。

「あ。泣いてる。大丈夫？」

そう言って涙を拭ってあげたら更に大号泣された。
後ろからはめっちゃ悲鳴が聞こえる。

ファン『もう死んでもいい。』

「死なないで。ライブに来てほしいな。」

ファン『あっ。はい。もちろん。死にません！』

渡『わははっ。お前1人の命救ってんじゃん。』

こうやってファンと近づく機会はないから嬉しいかも。
しかもこうやってお近づきになれるのは
同性ならではだよね。

選んだものを購入して、芸人チームと交代する。

そしてお互い選んだ写真を見せ合って。
とにかく笑ったYouTube撮影だった。

これがアップされる頃には9人体制になってて、
新しい一年が始まるんだなぁ。

そしてその一年が私にとって、
辛い1年になるとはこの時は全く思っていなかった。