紅一点×SnowMan⑥ (ページ29)

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side YOU ページ29

『まさか男を連れ込んでるとは思わなかったよ。』

康ちゃんが帰った後、
開口一番に康ちゃんが居たことを言われる。

「待って。いろいろと誤解してる。まず、ただご飯を一緒に食べただけだよ。外で食べるのが嫌だったから。」

『うん。』

「あと、康ちゃんはメンバー。」

『え？』

メンバーって言葉に風磨が驚いてる。

「事務所以外の人には口外しないで欲しいんだけど、SnowManにメンバーが増員されるの。康ちゃん、関西Jr.の向井康二はそのメンバーなんだよ。で、地理がわかんないから、車で来てる私が送ろうとしたら、夜ご飯食べに行こうって言われたから。」

私の説明になんとなく経緯が分かったみたいで、
少しだけ納得したような表情になる。

『だから部屋に居たのね。』

「うん。ちょうど帰ろうとしたら風磨が帰ってきたってわけ。」

『なるほど。別にメンバーとご飯行くなとは言わないけど、2人で部屋に居たらさすがにビビるから次からは事前に言って。』

「分かった。ごめんね？」

『いーけど、今日寝かせないわ。』

そう言うとぎゅっと私に抱きついてくる。

手つきがなんとなくいやらしさがあって。
少しだけ反応してしまう。

『こんなことされてないよね？』

「されてないっ。風磨、、、だけだよ。」

『はぁ、、、。それはずるいって。』

風磨の方に顔を向けると深いキスをされる。
しばらくお互いを堪能していた。

「ご飯、、、食べる？私はもう食べちゃったんだけど。」

『うん。もらうわ。』

キッチンに向かい、風磨のご飯を準備する。

『うわっ。うまそっ。』

「どうぞ。」

『いただきます。』

口いっぱいにご飯を頬張る風磨を見ると
なんだか安心する。この顔も好きだなぁ。

『てかさ、メンバー増えるんだね。昨日悩んでいたのはそれ？』

「、、、それだけではないんだけどね。メンバーの増員と同時に私は脱退とソロデビューを打診された。」

『まじか。』

「けど、断ったよ。」

『でしょうね。』

「え。」

風磨があまりにも納得した風だから。
意外な反応に驚く。