紅一点×SnowMan⑥ (ページ16)

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最近、自分自身の周りが慌ただしい。

サマパラが控えているのはもちろんだけど、
やたらと雑誌に呼ばれる機会が増えた。

それも単独で。

元々、女性ファッション誌は
ソロで出ることが多かったけど。

最近はドル誌、男性ファッション誌も
単独で出ることが増えてきた。

なんでドル誌もSnowManじゃなくて、
単独なんだろう。そう思っていたのだけど。

そんな中で、サマパラの前日に秀明くんと
社長に事務所に呼ばれて、理由がわかった。

「どうしたの？」

滝『いや、ちょっとAに大切な話があってね。』

社『サマパラの前日に悪かったね。』

「、、、リハがあるので簡潔にしてほしいんだけど。」

そう言うと秀明くんは少しだけ息を呑んでから、
話し始めた。

滝『SnowManを増員しようと思う。』

「え、、、、。」

今までずっと7人でやってきたのに？
意味がわからなくて戸惑う。

社『ちょっとね、新しい風を入れようかと思って。』

「それって7人だとデビューはできないってことだよね？」

滝『そういうことになるよね。』

今までの自分達の努力が否定されたような気持ちになる。
私は悔しい気持ちを堪えながらも、気になることを聞いた。

「ちなみに、誰か決まってるの？」

滝『本決まりではないけど、宇宙sixの目黒蓮と、関西のJr.の向井康二、少年忍者の村上舞都ラウールだよ。』

ああ。あの3人か。目黒と康ちゃんは
歌舞伎で知り合っていて、そこそこ話したこともある。

ラウールは、、、。
向こうは私のことを知らないと思うけど、
私は結構知っていた。

社『それでね。前から言ってた話、本格的に検討してみない？』

「、、、ソロデビューの話？」

滝『そう。』

「ちょうどSnowManの体制が変わるからってことだよね？」

社『そういうこと。あとはタッキーよろしく。僕はちょっと他のところに行かなきゃ。』

滝『分かりました。』

社長は本当に用事があるみたいで、
さっさと社長室を出てしまった。