紅一点×SnowMan⑥ (ページ14)

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side ABE ページ14

今日のYouTube撮影は憂鬱すぎる。

隣に座る彼女も顔が青ざめている。
おそらく俺もそんな顔してるんだろうな。

A『牧さん。この撮影参加しないとダメ？』

牧『もう決まってしまったので。どうしても無理な場合は手を挙げてください。』

牧さんの言葉に速攻手をあげるA。

深『まあ、じゃんけんに負ければいいから。そしたら乗らなくて済むんだし。男気で乗る人決めるらしいよ。』

「ほんとしんどいって。」

A『阿部ちゃん頑張って負けようね。』

隣に座るAに手を握られる。
ほんと綺麗な人だから不意にそんなことされると
緊張するんだよね。

渡『おいやめろって。』

後ろからチョップが入ってきて手を離される。

A『何？ただ、阿部ちゃんと励まし合っていただけだよ。』

渡『阿部と手を握ってたって風磨に訴えるぞ。』

A『言い方良くない。』

宮『うるさいって。』

寝ていた舘さんに2人が注意されてる。
そこからみんな連日の歌舞伎の疲れもあって寝ていた。

ナガスパのエントランスに到着し、撮影をしていく。

渡『どうもっ。』

SnowMan『SnowManでーす。』

宮『ナガシマスパーランドに来ました！』

オープニングの撮影をしていくけど、
俺とAは何も発言しない。

全く気乗りしないなー。

岩『ちょっと2人さー。』

照の言葉で俺たちの方を見る。

深『阿部ちゃんとAはさ、ジェットコースターが苦手なんだったよね。』

佐『今日うってつけの企画だな！』

A『もう帰りたい。』

そんなことを言いながら、
最初のジェットコースターに向かう。

ギネスにも認定されてるジェットコースターらしく、
俺もAも戦々恐々としている。

SnowMan『じゃんけんぽん。』

あっ。やばい。
俺だけ勝ってしまった。

SnowMan『うわぁぁぁぁ！』

みんな面白がっている中、
Aだけは心配そうな顔をしている。

とりあえず逃亡しよう。
全速力で逃げるけど、
まあ、そんなことうまくいくわけがなくて。

渋々戻ってきたわけだけど。

A『とりあえず良かった。』

どうやらAはじゃんけんに
負けたみたいでホッとしている。

渡『つまんねー。』

宮『姫が苦しい思いしなくて良かったよ。』

A『なべくん嫌い。舘さん大好き。』

渡『はぁ？』

宮『ありがとう。』