紅一点×SnowMan⑤ (ページ50)

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⭐︎ ページ50

「何書かれてるの？」

『じゅりまつカップルとか、ゆごまつ夫婦とか。SixTONESの方がなんかリアルなの！書かれ方が！なんでふままつがないわけ？』

「いや、あったらまずいでしょうが。」

『そうだけどさ。』

裏ではこうやって交際している私達も、
あまり表立って仲良しであることは公表してない。

やっぱりそれはカップルである宿命だと思う。

「Twitterはあくまでファンが勝手に書いてることなんだからさ。書かれてないってことはちゃんと隠せている証拠じゃん。私は風磨が彼氏として大好きだから。ネットのことは気にしないで。」

『、、、。あなたさらっとかっこいいこと言うんだね。』

「え？」

当たり前のことを言っただけなのに。
風磨は満足したらしくて、ニコニコしている。

なんか分かんないけど、機嫌良くなって良かった。

『明日は？オフでしょ？』

「うん。だけど阿部ちゃんとお出かけするの。」

『、、、は？』

「え？」

『2人で？』

「うん。卒業祝いってことで。」

『、、、。』

せっかく機嫌良かったのに、
阿部ちゃんと2人で出かけることを話したら、
一気に不機嫌になった。

「いいじゃん別に。」

『俺もせっかく休みなのに。』

「風磨は今度お祝いしてくれるんでしょ？」

『するけどさー。あー、もう。阿部くんなのがまだ救い。』

「？」

結局その日はベットの上に行くまでご機嫌斜めだった。