紅一点×SnowMan⑤ (ページ47)

今日:269 hit、昨日:412 hit、合計:122,957 hit

side YOU ページ47

今日はJr.祭りの単独公演だ。

YouTubeの撮影なんかもあるから楽しみだな。

最近はうちわとかでも、
自分のものを見ることも増えたし、他のメンバーとの
絡みを希望するものなんかも増えていて。

それと、私はこの公演で発表しようと
思っていることがある。

「ギリギリだったなー。」

深『ん？どうしたの？』

「卒業。正直怪しかったから、できてよかった。」

深『あー。なるほど。』

無事に大学を卒業できたから、
阿部ちゃんとはお互い卒業祝いをしようということで
明日のオフに2人で出かけることになっている。

深『あー。卒業したこと報告するんだっけ？』

「そう。もう大学に迷惑かけることはないと思うから。」

やっぱ私は特殊な人間だから大学に通っていたことは
公表していなかった。

4年間たぶんバレていなかったのは本当によかった。
ひょっとしたら気付いた人もいたかもしれないけど。

そして単独公演が始まる。
ファンサに応えているとひーくんに呼ばれた。

ん？どうしたのかな？

指差す先には【ひーくんお姫さま抱っこして】の文字。

え？私？

そしたらひーくんがニヤリと笑って、
私をお姫さま抱っこする。

ファン『きゃぁぁぁぁぁぁ！！！』

うちわの子は悶絶してるし、
周りの子も今日一の叫びが聞こえる。

私は恥ずかしさでひーくんの胸に
顔を埋めるとさらに歓声があがる。

もう無理。恥ずかしすぎる。

岩『してやったりだな。』

「ほんとはずかしすぎるって。」

小声でそう話していたら、
距離の近さにさらに湧いている。

もう、これは良くないループだ。