紅一点×SnowMan⑤ (ページ44)

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『うまそっ。いただきます。』

「いただきます。」

箸を進める。うん。おいしい。

『やばっ。うーまっ。やっぱさ、Aの作る料理最高だよね。』

「お口にあってよかった。」

うまいと言いながら食べてくれる。
その顔を見てるとこちらも幸せな気持ちになる。

風磨は家族とも仲良しだし、
きっと帰りたいはずなのに。

私が家族と
バラバラなことを分かっているから
お正月はこうやって一緒に過ごしてくれる。

「風磨。」

『ん？』

「今年もよろしくね。」

『、、、もちろん。』

ご飯を食べて、正月の特番を見ながら、
ソファの上でぼーっと過ごす。

ただ、彼と握っていたはずの手が
いつのまにか離れていて。テレビを見ながらも
私の身体を触っている。

「ねぇ。やめてっ、、、。」

『アハハ。』

私の声は聞こえているはずなのに無視される。
徐々に手は上がってきて、私の胸の頂に触れる。

「んっ。」

恥ずかしいのに。声が我慢できなくてつい出てしまう。
風磨はリモコンでテレビの電源を消すと、
こちらに目を向けてきた。

『、、、かわいー。』

「、、、うっさい。」

私がそう言うと、風磨は一瞬ニヤリと笑ってから
私をソファに押し倒した。

『ほんと俺の彼女かわいい。』

「、、、。ベットじゃないの？」

下から覗く形になるから自然と上目遣いになっていて。
風磨が一瞬息を呑むのが分かる。

『いこっか。』

私をお姫さま抱っこしてベットに連れていく。

『ほんと可愛い。』

そう言うと深くキスをしてくる。
彼が与えてくれる快楽に、心も体も声も反応している。

「ふうまっ。早くきて、、、。」

『っ、、、。』

少し余裕のない顔で私を見ると、
すぐに彼の熱を身体で感じることができて。

そのまま2人で深く愛し合った。