紅一点×SnowMan⑤ (ページ5)

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お客さんに最高のものを届けたい。
この気持ちは常にあって。

舞台は直接反応を知ることができるから本当に楽しい。
そう思えるようになったのは、本当に成長だと思う。

SnowManに入ってなかったら、
こうして舞台を経験することもなかっただろうから。

加入していてよかったなと思う。

私とマリちゃんとジェシーのシーンでは
泣いてくれているお客さんもいて。

舞台に立てて、とにかく楽しかった。

公演が終わって、楽屋に戻る。

佐『明日休みだしさー。飲みにいこーぜ。』

ジ『俺行きます！！』

森『俺も〜！』

飲み会には結局全員参加することになった。
もちろん風磨も。

岩『じゃあ、ふっか乾杯の音頭取ってよ。』

深『少年たちも中盤に差し掛かりまして、明日はおやすみです。みなさん、先輩後輩は関係な、、、』

佐『かんぱーい！』

深『うぉぉぉぉい！まだ喋ってるよ！』

全員『かんぱーい。』

ふっかさんの音頭を無視してみんなで乾杯する。
私はなべくんと樹に挟まれている。

渡『これなら食べれる？』

なべくんがくれたのは蓮根の挟み揚げ。

「うん。食べれる。」

田『姉御マジ食べないよな。』

「外食苦手なんだもん。」

渡『何？過去に何かあったわけ？』

「あー。前に変なもの入れられたの。」

田『変なもの？』

「うん。所謂そういうお薬だよね。」

渡『はぁ？それまじ？』

田『やばすぎ。それは嫌になるわ。』

そう。入所してすぐ、仕事のスタッフさんに
外食に連れて行かれた時に薬を入れられて。

たまたま滝沢くんが
そばにいたから助かったわけだけど。

「そっから大人数というか、特に仕事のスタッフさんとかがいる食事が苦手になったよね。」

渡『でもこれ俺も食べたやつだから大丈夫。』

　
「ありがと。」

それからなべくんと樹にお世話されていたら、
風磨もやってきた。

菊『深澤くんまじしつこい。』

少し疲れた様子だ。

どうやら酔ったふっかさんに絡まれて
色々聞かれたらしい。

田『うけんだけど。』

渡『ふっか酔うとだるいからなー。』

「そうなんだ。」