紅一点×SnowMan⑤ (ページ39)

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重『ところで自分はどうなん？彼氏おるん？』

「、、、いるよ。」

重『へー。そうなんや。ちなみに誰か聞いてもええか？』

「うん。セクゾの菊池風磨。」

重『え！？そうなんや！意外やな。』

「ここだけの話にしといてね。」

重『そりゃあ、もちろんやで。』

それからも雑談しながら撮影をしていく。

重『なあ、A。』

「んー？」

重『幸せ？』

きっと、彼が言ったのはプライベートの方だろう。
私は、大毅の目を見つめて言った。

「とてもね。」

重『そっか。』

少し悲しそうな顔で笑っていたのは
見なかったふりをしよう。

ーーーーー

いつの間にか大毅のことはちゃんと過去になっていて。
それだけ風磨には愛されてるし、
助けられてるってことだと思う。

「風磨。」

この場を収めることができるのは私しかいない。

「仕事だから断れなかった。ごめんね。だけど、ちゃんと風磨が今の彼氏だってことは言ったし。それに、今度、私と風磨で表紙の雑誌の撮影あるよ？」

菊『は？まじ？』

「うん。私に表紙の話が来てて。編集者さんがお相手がまだ決まってないんですよねって言ってたから風磨を推薦しといたの。ね？マネージャーさん？」

風磨のマネージャーさんにそう伝えると、
彼は大きく頷いていて。

マネージャー『はい。終わったらお伝えしようと思ってました。松雪さんが推薦したのは知りませんでしたが。』

菊『へー。まじか。楽しみだな。』

そこからの風磨はびっくりするくらい
ご機嫌になっている。

田『姉御ありがと。』

「いーえ。みんなもステージ頑張って。」

なべくんと楽屋を出て、関係者席に向かう。

渡『お前の彼氏単純だな。』

「まあ、そこも可愛いところだよね。」

渡『確かに。』

2人でそんな話をしながら、公演を待っていた。