紅一点×SnowMan⑤ (ページ36)

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しょっぴーが耐えられなくなったらしい。

俺も一緒に姉御をラウンジに連れ出す。
テーブルに腰掛けて、俺が切り出す。

「姉御さ、別れるの？」   

A『え？何？なんのこと？』 

俺の言葉に姉御は意味わかんないって顔をする。

 渡『なんかさ。ジェシーが聞いちゃったらしいんだよ。Aが風磨と別れたがっているって話を。』 

A『はぁ？なにそれ？いつ？』

「数日前。屋上で健人と話していたって。しかも健人も慰めるとか言ってたってさ。」

そう俺が言ったら、姉御は少し考えこんで。
しばらくしたら突然笑い出した。

A『分かった。色々繋がった。確かにそんな話はしたけど、私と風磨の話じゃないよ。』

渡『え。どゆこと？』

A『それひーくんの話。』

ソレヒークンノハナシ？
ひーくんって岩本くんのことだよね？

渡『あ！待って。そういうこと？』

しょっぴーは話が繋がったらしい。
姉御と同じく爆笑している。

「待って。俺だけよく分かんないんだけど。」

A『樹。あのね。』

それから姉御が話をしてくれた。
どうやら岩本くんの彼女が姉御のお姉さんらしくて。

結構やばい人だから別れて欲しいって話を
健人にしたみたいだ。

「まじ？」

A『そうだよ。健人が慰めるって言ったのはひーくんのことだよ。ろくな姉じゃないからすぐ別れると思うって話をしたの。』

渡『いやー。おかしいと思ったよ。Aと風磨順調そうだったしさ。』

A『もう、びっくりさせないでよね。』

それからひとしきり3人で笑って。

A『まあ、風磨にはちゃんと説明しとく。この話知ってるから。他の人にはまあ、誤解だって言っといて。とにかく私は健人とは何もないし、風磨と別れるつもりもないって。』

「分かった。」

そこからレッスン室に戻って、
詳細は説明せずに、誤解だったってことを話す。

風磨には、姉御から言った方がいいだろう。
違ったみたいだぞとだけ話しておく。

風磨は納得してない感じだったけども。
まあ、大丈夫だろ。

それからサマパラの練習を始めた。