紅一点×SnowMan⑤ (ページ34)

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side TANAKA ページ34

ジ『ねねね。Aが風磨と別れたがってるっぽいんだけど。』

「は？」

風磨のサマパラのバックにつく俺たちは、
昨日に引き続きレッスン室に来ていた。

それはいつも通りのことなんだけど。

ジェシーからの突然の言葉に混乱する。

姉御が風磨と付き合って、
もう1年以上が経過している。

最初は驚いたけど、
ここのカップルは案外仲良しなんだよね。

意外な組み合わせではあるけど、
お互い相性が良いらしい。友達のような、
だけどきちんと恋人っぽいところもあって。

そんな様子にしょっぴーもふっかさんも
諦めたみたいだ。

この間は卒業祝いでめっちゃ綺麗なところに
連れて行ってもらったとかって自慢しまくっていたのに。

そんな順調な2人だからこそ、
別れるとかって考えは全く無くて。

ジェシーの言葉は全く意味が分からなかった。

「いや、あの2人に限ってはないでしょ。確かに風磨が好き好き感はあるけど、姉御だってかなり好きっしょ。あの感じは。」

ジ『いや、俺もそう思っていたよ？だけど見ちゃったし、聞いちゃったんだよね。』

森『何？どうしたの？』

気づいたらSixTONESのメンバーが
わらわらと集まってきていて。

深『何してんの？』

師匠やしょっぴーもいつの間にかいて。
姉御以外のSnowManのみんなも集まっている。

ジェシーが、姉御が風磨と別れたがっている話を
していたことを話し始める。

ジ『いや、昨日の練習のあとさ、俺、忘れ物したからって事務所戻ったしょ？その時に見たわけよ。』

高『何を。』

ジ『Aが屋上に向かうところを。で！何で屋上？ってことでついて行ったわけよ。そしたら健人とAが話していてさ。』

佐『うんうん。』

ジ『健人がさ、【やっぱ別れて欲しいよね。】って言ったのね。』

宮『ほう。』

ジ『そしたら、健人に向かって【そりゃあね。別れてって言いたいけど、私の口から言ってもね。】って言ってたわけよ。』

まじか、、、。ちょっとジェシーの姉御のモノマネが
結構似てることは一旦置いておこう。

「まじ？」

ジ『まじまじ。そしたらさ、健人がこう言ったわけだよね。【まあ、長続きはしないんじゃない？そんな感じなら。別れたら俺も慰めるし。】って。』

うわーお。健人もやるなぁ。

昔、色々と関係があったことを風磨から
聞いていたからな。なんか生々しいよね。

  ジ『そしたら、Aは【うん。そうして。】って。』