紅一点×SnowMan⑤ (ページ32)

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side YOU ページ32

今日は健人のサマパラに向けた練習をしている。
けど、とにかくうるさすぎる。この大男達のせいで。

田『てかさ、姉御聞いてよ。』

「何？」

田『風磨がさ、姉御出て欲しいってうるさいの。俺たちがいながらよ？』

「もうね、それ散々聞かされたわけよ。私は。」

うんざりしたように言うと、樹は笑っている。

田『あー、でしょうね。』

中『姫、ちょっと。』

「分かった。」

演出のことで相談があるっぽくて健人に呼ばれる。
私は健人のいる方に向かった。

「どうした？」

『いや、ここの演出なんだけどさ。この辺だったらあんまりファンと近くないから大丈夫？』

どうやら秀明くんから過去の話を聞いてくれたり、
私が滝沢歌舞伎で怪我した話を聞いてくれたみたいで。
かなり配慮してくれてるっぽい。

去年は出てないしね。

「大丈夫だと思う。」

そんな話をしていたら頭に感じる重み。

菊『何話してるの？』

中『ん？演出の話だよ。』

「風磨重いって。」

菊『、、、。』

一向に退けようとしない風磨を無視して話を続けていく。

中『でさ、ここで姫には前に出てきて欲しくて。』

「なるほどね。」

菊『ねぇ。それだと距離近すぎじゃない？』

中『そうかな？』

「、、、。」

ちょっとうるさいなー。
勝利くんとかHiHiとか引いてるじゃん。

「ねぇ、風磨。」

菊『ん？』

「邪魔。樹ー！回収して。」

田『あーい。』

樹と優吾に引っ張られて、SixTONESのところに
連れ戻されてる。何か言ってるけど無視しよう。

中『姫は愛されてるね。』

「仕事においては鬱陶しいよね。」

中『はははっ。』

多分、昔健人と関係があったから余計なんだろうけど。

もうお互い何もないのにな。
普通に話せるくらいの関係にはなっているのに。

中『で？』

「ん？なに？」

中『なんでひーと仲悪くなってるの？少なくとも前までは普通だったよね？』

「あー、それね。ちょっとここでは話したくない。」

中『分かった。今日終わったら屋上ね？』

「うん。」

それからセトリに合わせた振付の練習、
SnowManの歌の練習としていく。

中『お疲れ様でした！また明日よろしくね！』

阿『了解！お疲れ様！』

みんなわらわらと帰っていく中、私は残っている。

渡『あれ？A帰らないの？』

「あー、うん。ちょっと予定あるから。」

渡『ふーん。じゃっ。気をつけて。』