紅一点×SnowMan⑤ (ページ31)

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ご飯を食べて、
昨日行けなかった地下に向かう階段を降りる。

そこには豪華なプールがあった。
しかも、半分外で半分室内というか、
うまいこと上の階の床が屋根みたいになっていて。

全天候型らしい。
けど、今日は梅雨の合間の晴れだからプール日和だ。

俺はもう服を脱いだら下に水着を着ていたから服を脱ぐ。

『風磨ってほんと綺麗な身体してるよね。』

「Aが言う？」

俺からしたらAの身体の方が綺麗だよね。
全人類が憧れる感じの。程よく胸はあるけど他は細いし。

『え？なんで。私、細すぎる人より風磨みたいに筋肉しっかりある人が好きだから。』

なるほどね。
Aの好みに沿っていることが分かって安心する。

彼女なのに常に少しの不安がまとうのは、
きっと特殊な環境下で特殊な仕事をしているからだろう。

彼女が着ていた服を脱いで水着姿になる。

「え、、、。」

『ん？変かな？』

「いや。めちゃくちゃ似合う。」

彼女が着ていたのは黒のシンプルな水着だ。
彼女の白い肌を際立たせている。

『ははっ。よかった。』

それから俺はプールに入って泳ぐのだけど。
彼女はプールサイドに腰を下ろして、
足をつけているだけだ。

「泳がないの？」

『、、、泳げないの。』

え？あんだけダンスを
バチバチにキメるAなのに。
案外苦手なものあるよな。

「大丈夫。俺に掴まっていたら大丈夫だから。」

『う、うん。』

彼女が俺に抱きつきながらプールに入ってくる。
色々と当たっていてドキッとする。

「怖い？」

『う、うん。でも風磨に掴まってるから平気。』

俺は少しイタズラ心がでて、Aを少し離してみる。

『きゃあ。やめてって。』

「はははっ。」

『もうっ。風磨いやっ。』

「ごめんて。」

軽い謝罪のつもりでキスをする。
Aが驚いた顔をしているのが可愛くて、
さらにキスを重ねる。

「上がろっか。」

『、、、うん。』

少し顔の赤いAの顔を見たら
色々と我慢できなくて。

それから大人な時間を過ごしたり、
自然の中で子供のようにはしゃいだり。

あっという間に2泊を終えて、車で帰る。

また明日から頑張れる。
彼女からもらった最高のプレゼントだった。

『また来たいね。』

「うん。また来よう。」

彼女とそう約束して。