紅一点×SnowMan⑤ (ページ30)

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いわば、隠れ家的リゾートってところか。

階段が下にあるし、きっとかなり広いんだと思うけど、
疲れもあって探検しようという気持ちにはなれず。

とりあえず今日のところは
まず寝ようということになった。

お風呂に入って、寝支度をする。
2人でベットに潜ったらすぐに眠ってしまった。

朝起きて、カーテンを開ける。

え？やば。

そこに見える景色は開けた山の中って感じで。
昨日は見えなかったけど、ここかなり
いいところなんじゃね？

『朝ごはんはね、外で食べるスタイルみたい。』

「まじ？」

『うん。もうテラスに用意してるって言ってたから。』

内線に用意しましたよって連絡がきていたらしい。
Aの肩を抱いてテラスに出ると、
そこには豪華な朝食と素晴らしい景色が見えた。

「やっば。めっちゃすごい。」

『ほんとだね。美味しそう。』

2人で並んで座って朝食を食べる。

「うまっ。何これ。」

『おいしいね。』

普段の忙しい時間を忘れるかのように
ゆったりとした穏やかな時間が流れている。

『なんかこの下にプールとかあるらしいよ。』

「え？まじ？ご飯食べたら行こうぜ。」

水着を持ってきてって言ってたのは
このためだったんだ。

『わたしこのために水着買ったよ。って言っても雑誌のときにあったやつを買い取っただけだけど。』

「そうなの？着たやつ？」

『ううん。それは雑誌では着なかったんだけど。なんかびびっときたんだよね。雅にもこれいいと思うって言われて。水着をプライベートで着るとか初めてだから変な感じする。』

え。まじか。
思いがけないカミングアウトにニヤニヤしてしまう。

『風磨ニヤけすぎ。』

「いや。そりゃあにやけるでしょー。だってプライベートの水着姿俺だけでしょ？俺のために水着買ったとかなんかエ、、、嬉しいよ。」

『ふーん。』

Aが少し軽蔑した顔で見てくる。
悪かったな！でも彼女の水着姿が嫌いな男はいないだろ。