紅一点×SnowMan⑤ (ページ24)

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★ ページ24

「そっか。じゃあ、ここだけの話にしとくね。」

A『ありがとう。そうしてくれたら助かる。』

Aはにこりと笑うと阿部の所に向かった。

照とはこの頃になると一切話さなくなった。

元々は仲良かったのに。まるでお互いがお互いを
存在していないように扱っている。

グループにとってよくないことは分かってる。
だけど、照がAのお姉さんと
付き合っている以上はどうしようもなくて。

翔太は完全にA寄りだし。
確かにあのお姉さんやばそうな感じではあるけどさ。

俺は中立でいようとは思ってるけども。
こうして仲悪いことに対しては何も言えない。

それからクリエのセトリや曲順を考えていく。

少しずつ自分達の曲もできてきて。
考えるのは楽しい。

みんなソロ曲をどうしようかと話をしていた時だった。

A『私、ソロ曲は日によって変えていいかな？』

「うん。大丈夫だと思うよ。姫がしんどくなければ。」

A『ありがと。みんなも楽しみにしといて。』

にこりと綺麗な笑顔で笑っている姫。

どんな内容にするんだろ。俺も楽しみにしとこ。

そしてクリエが始まった。

姫のソロは、、、なるほどね。
その日に見にきてくれた先輩の曲を歌うんだ。

初日は山下くんの曲、次の日は三宅健くんの曲、
3日目は滝沢くんの曲、みたいな感じで。

そして最終日の今日は風磨の曲だった。

なるほどね。最近楽屋やレッスン室で
絡まなくなった彼女なりのラブレターだ。

あの2人の絡み、俺は好きなんだよな。
俺たちに見せる感じとはまた少し違ってさ。

すごく可愛らしいというか。
女の子って感じがして。

また前みたいに話してくれたらいいのに。
そんなことを考えた。