紅一点×SnowMan⑤ (ページ23)

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★ ページ23

「え？待って。今すごいこと言わなかった？」

渡『だよな。俺も聞こえた。』

A『ん？』

姫はなんのことか分かってなさそう。

「雅って資生堂の御曹司なの？」

A『うん。あれ？知らなかったの？だからメイク道具も資生堂とか、その系列のものだけだし。』

よくよく考えたら、
Jr.の専属メイクってどういうこと？なんてことだけど、
御曹司ならうちの事務所と繋がりがあるのか、
ある意味道楽でできるのかもしれない。

渡『あのオカマが？まじ？』

A『なべくん口悪すぎね。雅はオカマとかじゃないんだって。当初ついてくれた時にメイクさんと他の色々あったから、私が怖がらないようにあーゆー口調にしてくれただけだから。実際はノンケなの。』

「え？そうなの？」

それも知らなかったよ。牧さんはゲイだし、
てっきりそちらの界隈の人だと思ってた。

A『まあ、とにかく。私は雅が言った通りにケアしてるだけなの。でもそれでいつも肌の調子いいよ。時々実験台にされてるけど。風磨もそれしてから調子いいって言ってたな。』

あ、姫から久々に風磨の名前が出てきた。
それでまだ付き合ってることを実感する。

渡『まじか。それ色々教えて。』

最近美容にかなり興味のある翔太が聞いてる。
俺も肌の調子悪いし参考にさせてもらおう。

しばらく美容の話をしていたけど、
翔太はふっかに用事があるのか、席を離れた。

「にしても風磨と順調そうで良かった。」

なんとなく小声の方がいいかなと思って、小声で話す。

A『あー。なんか気を使わせてごめんね？普通に仲良く付き合ってるよ。だけど、ひーくんいるからみんなの前ではその話したくなくて。』

あー。なるほどね。そういうことか。
お姉さんにプライベートのことを知られたくないのか。