紅一点×SnowMan⑤ (ページ14)

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side SAKUMA ページ14

滝沢歌舞伎の稽古が始まったんだけど、
ここ2人の関係が最悪なことになってる。

A『さっくん、ここ教えて。』

「ここなら照の方が分かると思、、、。」

A『さっくん教えて。』

「お、おう。」

Aが照と一切話さなくなった。
最初は照も戸惑っていたんだけど、
Aの頑なな態度にイライラしてきたみたいで。

お互いが言葉を交わすことが無くなってしまった。

照の彼女がAのお姉さんってことが
発覚してからは、Aはプライベートの話を
俺達にしなくなったしね。

過去によっぽどのことがあったんだと思う。
その辺を照も分かってるとは思うけど。
やっぱ好きな人だし、彼女を優先したくなる
男の気持ちも分かるんだよね。

お互いが悪いってわけではないからこそ、
俺達も何も言えないし、どうしたら良いのか分からない。

事務所にいたら必ず顔を出していた風磨も
一切来なくなったし。そこに関しては
別れた説が浮上してるくらいだ。

滝『A。ちょっとこっちに来て。』

A『分かった。』

滝沢くんとAが打ち合わせのために、
俺のところから離れる。

「どうにかなんないかなー。」

阿『あの2人？』

「そう。良くないよね。他のJr.も気づき始めてんじゃん。」

Aと照の関係が悪いことは
雰囲気でみんな気づいてるっぽい。

けど、原因は他には話してないし、
ある日突然だったからみんな戸惑っている。

阿『まあねー。でも、これ照が別れない限り続くよね。』

「やっぱそうだよなぁ。」

阿『あとさ、風磨とはどうなったんだろ。』

「確かに。翔太なら知ってそう。聞いてみるか。翔太〜！」

渡『何？』

近くで踊りの確認をしていた翔太を呼ぶ。

「Aと風磨って別れたの？」

渡『え？なんで？』

阿『いや、最近全然話してないから。前までよく来てたじゃん。俺らがレッスンとかしていたら。』

阿部ちゃんがそう言ったら翔太が少し険しい顔になる。

渡『俺はなんも知らねーよ。』

絶対知ってる顔じゃん。って思ったけど、
これ以上聞くなって感じの雰囲気だから、
聞くこともできず。

阿『真相は闇の中だ。』

「どうしたらいいんだよ。」