紅一点×SnowMan⑤ (ページ1)

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side ABE ページ1

少年たちの舞台のリハーサルのために
日生劇場に来て、楽屋に入る。

俺はいつも大体2番目で。仕事が入ってない限りは、
Aが1番にいることが多いんだけど。

今日は男の子が1人先に来ていた。

あれ、こんな子いたっけ？
新しいJr.？

後ろ姿だけだと分かんないな。
けど、俺よりは小さい。

A『あ、阿部ちゃんおはよう。』

阿部ちゃん、、、？
後輩で阿部ちゃん、、、？？

ん？？
よくよく顔を見ると、見覚えがあって。

「ええええー？A？」

『うん。おはよう。』

「おはよう。じゃなくて。髪切った？」

『うん。舞台に合わせてベリーショートにした。どう？』

「似合って、、、るけど。まじで分かんなかった。」

『ほんと？なら少しは男の子に見えるんだ。』

正面から見たらちゃんとAなんだけど。
綺麗な顔だから、ベリーショートも普通に似合ってる。

ちょっとここでイタズラを思いついてしまった。

「ねぇ。ちょっとみんなのこと試してみない？」

まだ誰も来てない今なら試せると思って、
作戦を話す。

Aはニヤッと笑い、それいいねと一言言った。

すぐに雅を呼んで軽くヘアメイクをしてもらう。
なんとかみんなが来る前に1人の美少年が出来上がった。

A『これならどう？』

「まじで分かんない。」

雅『なかなかいいじゃない。』

A『とりあえず佐藤って少年にするわ。2016年入所の新人ってことで。』

Aはそう言うと部屋を出て行った。

ひとまずHiHiの部屋で待機しとくらしい。
確かにあそこなら紛れることができる。

深『はよー。』

松『おはようございます。』

SnowManの他のメンバーもSixTONESも全員集まった。

田『あれ？姉御は？』

「あー。なんか他の仕事の打ち合わせが入ったみたいよ。だから来てるけど、他のところに行っちゃった。」

田『ふーん。』

布石も完璧だ。
俺はAにLINEする。

しばらくして、楽屋のドアがノックされた。