紅一点×SnowMan④ (ページ7)

今日:857 hit、昨日:729 hit、合計:134,918 hit

side YOU ページ7

「こもちゃん、お待たせ。待った？」

小森『ううん。今来たところ。久々だね。』

「うん。こうやって2人で会うのは初めてかも。」

個室のご飯屋さんに入ると、
GENERATIONSの小森隼が座ってる。

彼とこうしてご飯屋さんにいるのは、
偶然の再会がもたらしたものだった。

一月のドラマの撮影時、たまたま主題歌を
担当していたGENERATIONSの人達が
差し入れを持ってきてくれた。

基本的に他事務所、特にライバルグループの人達とは
関わらないようにしていたため、今回初めてお会いした。

小『あれ？まっちゃん？』

「、、、こもちゃん？」

去り際に目があった彼に話しかけられた。
笑顔に見覚えがあって。

昔、ダンスの大会とかに出ていた頃の他チームにいて、
よく話をしていたこもちゃんだった。

小『あ、先に行っててください。』

他の先輩に声をかけて、ここには2人きりになった。

「まさか、芸能界にいるとは思わなかった。」

小『それはこっちのセリフ。ジャニーズに女の子がいるのは知ってたけど、まっちゃんだと思わなかった。』

こもちゃん、まっちゃんと呼び合っていたから、
お互い本名は知らなくて。
ダンサー界なんてそんなもんだ。

それから連絡先を交換して。
ごはんに行こうってなった。

普段なら絶対やらないけど、こもちゃんなら
大丈夫というのがあったんだよね。

小『まっちゃんももう２０歳だよね？何か飲む？』

「ううん。２０歳にはなったけど、最初にお酒を飲む約束してる人がいるの。」

小『彼氏？』

「ううん、友達。」

そう。4月生まれの私はもう２０歳だけど、
まだお酒を口にしたことはなかった。

SnowManのメンバーと飲みに行こうって
なっていたんだけど、ある人と飲むまでは
待ってほしいと言ってるからお祝いをされたのみだ。

小『じゃあ、俺もやめとく。』

「こもちゃんも20歳になったの？」

小『昨日ね。』

「えっ？そうだったの？知らなかった。プレゼント用意してないよ。」

小『そんなのいいって。ウーロン茶でいっかな？』

そんな感じでノンアルでご飯を食べ始める。
お互いの仕事の話もそうだけど、
過去のダンスをしていた時代の話で盛り上がった。

小『ほんとさ、所属してたチーム強かったよね。』

「厳しくされてきたからね。」

小『でも、突然居なくなったからびっくりしたんだよ。まさか芸能界にいるとは。でも再会できてよかった。』

「わたしも。」