紅一点×SnowMan④ (ページ47)

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「待って、俺のイメージってどんなやつなんだよ。」

まさかすでに事務所にバレているなんて
思いもしなかった。でも反対もされてないってことは、
いいことなのか？

『多分不良って思われてる。私も素行良くないと思われてるから、これ以上なんて言われたんだと思うけど。けどさ、私も風磨もスキャンダルなんか出したことないし、割と優等生だと思うんだけどなー。』

確かに。お互いその辺は結構徹底してる。

それからもゆっくりとゴンドラに乗ったり、
食事したり。それなりに楽しく来ることができた。

そしてホテルに戻ったら思いの外疲れていたみたいで
すぐに寝てしまった。

そして、今日は香港の街を2人で散策する。

日本なら絶対にできない2人で出歩くデート。
恥ずかしながらもそこそこはしゃぎながら
楽しく歩いていた。

夜はせっかくだからと夜景を見に行って。

『綺麗だね。』

「ん、ほんとに。」

部屋に戻り、お風呂に入ってソファでのんびりする。

『本当に楽しかったし、リフレッシュできた。ありがとね。』

「こちらこそ。まじ楽しかった。」

『ふうま？』

「ん？」

呼ばれたので振り向いたら、頬にキスをされた。

『好きだよ。』

「え？なんて？」

もう一度聞きたくて、聞き返すけど、
Aは顔を赤くしていて。

『、、、もう言わない。』

そのままベットに潜ってしまった。

「ちょっ、待てって！」

慌ててベットに向かうと掛け布団から目だけ出している。

『恥ずかしいから言わないよ。』

「いや、ちゃんと聞こえてましたよ。あなた初めて言いましたね。」

『うそ？』

「嘘じゃないよ。」

隣に寝転ぶと、顔を出してきた。

「俺がとりあえず付き合ってみる？なんて言ったからそれなりに不安はありましたよ。」

『私、別に流されたからってむやみに付き合ったりしないよ。』

ちょっと待って。聞いたことある言葉。

「それ俺が前に言ったやつ。」

『ははっ。でもほんとだよ。』

無邪気に笑うAも可愛いけど。
今、見たいのはこの顔じゃない。

俺はAを組み敷いた。

「おふざけはおしまい。ここからは俺に流されて。」

『、、、うん。』

体のラインに手を這わすと聞こえてくる妖艶な声。
そのまま2人の世界に沈んでいった。